最近、悲しいニュースが後を絶ちません。
カウンセリングや心理を学んでいる一人としては、無力であることがとても悲しく感じられます。
何より辛いのは当事者の方々です。身内を突然亡くされたり、元気だった方が病気になったり。身近な人が居なくなることの、心に穴が開いたような感覚は耐え難いものです。
自分に出来ることは、すぐやる。
こんな時こそ。誰かの、何かの役に立ちたいなぁと強く思います。
ということで。何を書こうか模索しながらではありますが、お付き合いしていただければ幸いです。
「傾聴」について、お話ししたいと思います。
最近は、社会人としての必須スキルにも挙げられつつある傾聴。皆さんは聞いたことがあるでしょうか?
これはもともと、カウンセラーが用いるテクニックの一つなのですが、何にでも使えます。とにかく、覚えておいて損のないスキルです。
今回はとりあえず、こんなのがありますよという紹介をしたいと思います。
傾聴。
字面から想像できるかと思います。そうです。
「人の話を聴く」技術です。
身近にいませんか?
何となく、話していて楽な人。
ついつい、気持ちよく話をさせられてしまう人。
その人には、なんでも話せてしまう人。
俗に言う、聞き上手な人はこの傾聴の技法を自然と使いこなしている人が多いです。
コミュニケーション。
対人ストレス。
傾聴の技法を使えば、かなり楽に人と接することができます。
そして、もう一つ。
身近な人の、心を楽にすることができます。
その人の思いを聴く。そして共感し心に寄り添うことで、辛い気持ちを少しですが軽減することができます。
カウンセラーがカウンセラーたる所以は、この傾聴の技法を習得していることと言っても過言ではありません。
逆を言えば、傾聴ができれば周りの人の心に寄り添うことができる、ということです。
簡単ではありませんが、少しの心がけで世界は変わります。
傾聴によって自分の心も、人の心も同じように大切にして頂ける方が増えてくださったらいいなぁと思います。
傾聴、これから何度かに分けて説明していきたいと思います。まずはこの言葉だけでも覚えてもらえれば嬉しいです。
最後に。
本来なら、このブログを読んでくださっている皆さんの為のテクニックを中心に紹介するつもりでした。傾聴も基本的には自分の為のスキルと思って頂いて構いません。
しかしながら。今回は。
あえて少しだけ、付け加えさせてください。
生きることは大変です。辛いこともたくさんあります。そして人には向き不向き、得意不得意があります。
生きる事そのものが不得意な方がいます。
突然の出来事で、自分一人で立ち上がることができなくなる人もいます。
そんな人に、自分の出来る範囲で良いので。
少しで良いので。寄り添ってもらえたらなぁと思います。以前書いた、情けは人の為ならず。そんな心持ちでも構いません。
寄り添っても無下にされることもあるかもしれません。嫌な思いをされることもあるかもしれません。そんな時は、なにがしの野郎、話が違うじゃないかと私を恨んでください。
ちょっとで良いんです。無理のない範囲で。
人に優しくしてもらいたいんです。
そんな人が増えてくれたら、この辛いことがたくさんある世の中がちょっとだけ変わるんじゃないかなと、私は思います。
偽善かも知れないし、綺麗事かも知れません。
でも今回は、皆さんに甘えて。
こんなことを書いてしまいたくなってしまいました。
いつも読んでくださってありがとうございます。
何か感じていただけたら、幸いです。
なにがし。