病んでる系カウンセラーのブログ

カウンセラー(アマチュア)視点で書くゆるゆる日記

人格と気質と性格の話。

最近、年齢のせいか炭酸水が飲めるようになってきました。私的にはウィルキンソンのレモンが好きです。

二十代の頃は、ジュースばかり飲んでいました。
年齢を重ねるって、怖いのか嬉しいのか分かりません。

三つ子の魂百までという言葉があります。
イメージ通り受け取ると、3歳までに形成された性格は100歳まで変わらないといった感じでしょうか。
果たして本当にそうでしょうか?

自分を変える、というのは難しいです。
多くの人が、自分を変えたい、そう思うところがあるかと思います。
今日はそんな、変わりたいけど変われない、自分を変えたい人へのお話です。


「三つ子の魂百まで」は本当か

1歳から3歳までの間は、人格形成に多大な影響を及ぼす時期とのことです。なので、この時期に人としての性格や気質がまず決まると思われます。 だから、「三つ子の魂百まで」はあながち間違ってはいません。気質や性格はそう簡単に変わるものではないのですから。


気質と性格と人格

この3つの違いは分かるでしょうか。 ※出来るだけ分かりやすく書くために個人的な観点も含んでいます。

性格
これは感情の方向性と私は捉えています。
他人の言葉や目の当たりにした事実に対して、怒るのか、悲しむのか、何も思わないのか。
そのリアクションは多々ありますが、あくまでも方向性のみの話です。
例)怒りっぽい、泣き虫など。

気質
これはリアクションの瞬発力と量だと私は捉えています。
気に入らないことを言われて、売り言葉に買い言葉で即反撃する人は瞬発力が高く、量も多い人。
派手なリアクションを取らない人は、瞬発力が低かったり、量が少ない人。
あくまで怒りや悲しみなどの感情の方向性は除き、単純にリアクションの瞬発力と、それをどれだけ表現するか、のみの話です。

例)江戸っ子気質、おっとり気質など

人格
様々な学者が様々な方向で考えているので詳しい説明は割愛します。
性格と気質を合わせた、いわゆるその人そのものを表す言葉と思っていただければ大きく間違いではないかと思います。パーソナリティという言葉がこの人格に一番当てはまるかなと思います。


変わる性格、変わらない気質

性格は、変わります。 例えば以下のような状況で。

加齢
年齢を重ねると、性格は変わりますよね。
欲しいものを買ってもらえず駄々をこねた子が、大人になっても駄々をこねるかと言われると、そうでない人が大部分だと思います。 時と場合を考えられることで、表現の方向性が変わります。

環境
例えば、子どもを産んで親になる。出世して社長になる。など
身の回りの環境が変わり、それまでと同じようには表現出来なくなる場合があります。そんな状況で時が経てば、人は変わります。

お金
貧乏暮らしをしていた人が、宝くじに当たったら。
きっとそれまでの生活は一変します。
逆も然り。お金持ちが自己破産に追い込まれたら。性格も多少は変化するであろうことは想像に難くありません。

事件、事故、病気
環境の変化と似ています。
例えば、余命宣告されたら。
例えば、大きな事件に巻き込まれたら。
価値観が変わることもあると思います。その場合も、表現の方向性が変わる場合があります。

出会い
人との出会い。これは人生や性格に大きく影響します。
恩師の言葉で今があるという人もいるのではないでしょうか。

思い返してみてください。
自分の小、中学生の頃。今のあなたと同じかと言われると、ちょっと違うと思います。
経験、出会い、境遇の変化の中で様々なものを吸収し、学んだ結果が今のあなたではないでしょうか?

つまり、性格は変わるんです。
事実として、変わっていることを知っているはずです。
きっと邪魔をしていたのは、人間は簡単には変わらないという固定観念です。


自分を変えるには

上記の、性格が変わりうる状況は、簡単には作り出すことはできません。たとえその状況になったとしても、いい方向に変われるかは運次第です。

そうではなく大事なのは性格を変えることにこだわらないことです。

後天的に身に付けるスキルで、性格は変わらなくとも表現の方向性は変えられます。 まずは読書などで様々な考えに触れるのがいいと思います。
私も、心理学やカウンセリングの勉強を始めてから、感じが変わったと言われることが多くなりました。
一期一会、新たな出会いを大切にすることも非常に大事です。


気質を知る

気質はあまり変化することは無いと言われています。 しかし自分の気質を知ることで見えてくるものもあります。

例えば。
すぐにカッとなって声を荒げてしまう人。
瞬発力が高く、表現の量も多い気質と思われます。
しかし、方向性を怒りではなく愛情に変えることが出来れば、どうでしょう?
他の気質の人より、大きな愛情表現を直接的に伝えられる人になるということです。

真に変えるべきは、感情の方向性なんだと私は思います。


おわりに

いかがだったでしょうか。
変えられる部分と変わらない部分。
変えるべきは変え、残りは長所として生かす、ということです。
もちろん自分は自分のまま、あるがままに生きていくということも格好良いなとも思います。 人それぞれ、生きやすいスタイルがきっとあります。焦らずじっくり、考えてみてはいかがでしょうか。

なにがし。