愛情。
それはとても尊いもので、非情なまでの利己的な感情です。
なんて書いてしまうと、批判されてしまうかもしれません。いつも書いていますが、物事は表裏一体です。
愛情にも。当然良い面があれば悪い面もあるのです。
臭いものに蓋をして、見えないようにはして欲しくない。こういうものをちゃんと伝えられてこそ。大人なんじゃないかなぁと思います。 そんな大人になりたいです。(願望)
愛情とは
親兄弟のいつくしみあう心。ひろく、人間や生物への思いやり。 男女間の愛情。恋愛。 大切にすること。かわいがること。めでること。 〔キリスト教〕 神が、全ての人間をあまねく限りなく いつくしんでいること。アガペー。 〔仏教〕 渇愛、愛着(あいじゃく)、愛欲。「十二因縁」の説明では第八支に位置づけられ、迷いの根源として否定的に見られる。 広辞苑より
まずはいいところから。言うまでもありませんが。
愛情は尊いものです。
人間として生まれたからには愛情を求める欲求が心の奥底に眠っています。
最近流行りの承認欲求も。他者からの賞賛(=愛情)を得たいが為のものです。
子どもが親の愛を求めるのも当然。今日こんな事があったんだと執拗に話したがるのも、親からの返事やリアクションに愛情を感じるからです。
SNSにおける、いいね。やはてなスターをたくさんもらって嬉しいのも愛情の力です。
我々は心に刻まれているんです。
他者からの愛情は良いものだ。
自分の居場所はここでいいんだ。
安心出来る人はこの人だ。
あなたの居場所はここですよ。
安心していいんだよ。
そんな素敵な思いが愛情の良い面だと私は思います。
強いからこそ闇も深い
尊いからこそ。簡単に得られるものじゃないからこそ。
愛情は強い気持ちの部類に入ります。
怒りに負けず劣らず。時に奇跡と言われるほどの行動を起こします。
だからこそ。それを失うことによる反動が大きいんです。
凄惨な事件になったりもします。
愛情の裏側には、強い気持ちが隠れていて。
それが爆発した時に。大きなダメージを負うんです。
わかりきったことかもしれません。
でも、何が大切で何が悪くて、そんなものをごちゃ混ぜにしたような愛情という感情を理解するのは、思ったより簡単ではないんです。
ぶっちゃけ私もよくわかりません。
愛情を理解するための方法
モノは言いようで、どうとでもなるものですが。
1つだけ、愛情を理解するための考え方として。
その感情は誰の為なのか?を考えると良いと思います。
私は冒頭で、愛情の悪い側面として利己的なものと書きました。
自分の為。相手の為。
解釈もまた簡単ではありませんが、双方向から物事を捉えることはとても大事です。
例えばSNSにおける、いいねについて。
いいねを押すことで相手は嬉しい思いをするでしょう。
ただ、それだけでなく。自分のアカウントに対してもいいねを押してもらいたい、という欲求も混じっています。 その人と仲良くなりたい思いもあるでしょう。
単純に、心を揺さぶられて押すいいねもあると思います。
これらをまとめて、自分のためのものと相手のためのものに分類して見ることで。その人に向けた感情が誰のためのものであるか少し見えてくると思います。
こうやって、あやふやなものに自分なりの答えを見出していくことはとても大事な作業だと思います。
おわりに
今日は、少し難しいテーマでしたが、いかがだったでしょうか。
端的に言えば、当たり前の話で、私なんかよりよっぽど愛情について思考している人もいらっしゃると思います。
日常に近いものほど、実は見えなくなりがちで。
なにかの足しになっていただければ幸いです。
なにがし。