ついついやってしまうのが
「自分を責める」ということ。
ちょっと、考えてみました。
これよくやってしまうなぁ、と感じる人に。
なぜ自分を責めるのか
人は、己の過ちを責めてもらいたいのです。
罰を受けて許されるために。
それを自分なりに行う時に使われるのが、
自分を責めるということです。
自傷行為と似ています。
こんなに苦しんでいる。
こんなに傷ついている。
だから、許してほしい。
そんな思考のプロセスが、自分を責めるという行為に繋がっています。
自分を責めても問題は解決しない
自分を責めた結果、得るものはしょうもない満足感だけです。
ちょっときつい言い方かもしれませんが。
自分を責めて、反省している態度をあらわにすれば。
直接的に、周りから言われることは減るかもしれません。
自罰感情とも言いますね。
その場は、それで乗り切れます。
心の中も、ちょっと安心します。
罰は受けた。自分は許された。苦しんだ。
でも。
一番大事なのは。
その後です。
同じ過ちを繰り返さない為の必殺技
どんなに反省してその場を乗り切っても、同じ過ちを繰り返しては状況は好転しません。
同じ過ちを繰り返さない為に一番効果的なのが。
最初の失敗をした時の感情だと私は思います。
仕事でもなんでも初めての失敗は、怖いものです。
誰に、何を言われるか分からないのですから。
だからこそ。この感情を無駄にしないことが大事です。
この時の感情のままに、 同じ失敗を繰り返さない方法を考え、即実践するんです。
ここで悲しんだり、泣いたり、自分を責めたりしてはいけません。感情の昂りが抑えられてしまいます。
即座に怒られてしまった場合は、怒られて感情が昂ぶった状態で、即行動しましょう。
会社に遅刻したなら。
目覚まし時計を増やしたり。置く位置を変えたり。
誰かと喧嘩したなら。
なぜ喧嘩になったのか考えて書き出してみたり。
これからどうするのか考えてみたり。
謝ったり。思いを伝えたり。
ただ考えるだけでは足りません。
物を買うなり、書き出してみるなど実際の行動が必須です。
もちろんあまりにもショックが大きい場合は無理は禁物です。その時は自分を責めないことだけ考えましょう。
おわりに
いかがだったでしょうか。
同じ失敗を繰り返さない為には。
感情のままに、次失敗しない為の行動をする。
ということです。
失敗そのものは誰にでもあります。
でも失敗をどう捉えるかは人によって違いがあります。
失敗は恥ずかしいものですか?
失敗は罪ですか?
自分にとっての汚点になるのでしょうか?
確かに、やってしまった内容によってはそう捉えることはしょうがない部分もあります。
でも、それを。
綺麗事かもしれませんが。
自分を成長させる為のものと捉えることは間違いではないはずです。
自分を責めることは、一旦心の中が楽になるかもしれません。
ですが、巡り巡って大事なことを忘れさせてしまう側面もあるということを知っていただければなぁと思います。
なにがし。
合わせてこちらもどうぞ↓ 上司と部下。失敗に対する考え方を書いています。 www.nanigashimental.work