病んでる系カウンセラーのブログ

カウンセラー(アマチュア)視点で書くゆるゆる日記

浮気相談を考える。

今回はちょっと難しいテーマです。
難しいんであまり書きたくなかったテーマです。
でもあえて書きます。
多分、あまり書く人がいないと思うので。

最初に注意です。
カウンセラー的考えの性質上、誰でも当てはまる考え方は出来ません。

カウンセラーは、クライエントを最重要視する為、
それ以外の人のことはぶっちゃけあまり眼中に無いからです。

なので今回は、 パートナーがいる異性を好きになってしまった人から相談された場合の考え方です。

そうじゃない場合は考え方も言い方もまるで変わるのでご注意ください。

この記事を読むと。

パートナーがいる異性を好きになってしまった人から相談された場合の考え方が分かります。
そして相談を受ける際の考え方の理解が深まります。

ちなみに浮気や不倫を肯定する意図はありません。


浮気、不倫について

まず私はこの相談、結構あるのかなぁと思っています。
私も何度か相談されました。

気になったのでネットで調べてみましたが、 どのアンケートでもだいたい、2-4割の方が不倫経験があると回答しています。

浮気、不倫=悪。

そうバッサリ言ってしまえれば波風立たずで楽なんですが。そうとも言えないカウンセラーの性に悲しくなります。

ちなみにこういう愛憎の絡む相談は、人の生死に結びつく場合もあります。なので真剣に書きます。
もしこういった相談に乗るならば、そういう面もある事を理解して、心して臨むべきことだと思います。


相談されたら最初にやること

相手の気持ちを受け止めることが第一です。
肯定、ではなくただ受け止める。
そうなんだね。そうなんだ。 この言葉だけで、相手は聴いてくれると認識するので気持ちが落ち着きます。
結果、話はまとまりやすくなります。
感情的になってしまいがちですが、ここはぐっと堪えましょう。


考え方と、伝えるべきこと

そもそも、浮気とか不倫ってとても悪いもののように見えます。実際にバレた時は慰謝料など社会的に責任をとる必要が出てきますので、ルールを逸脱したものであることは間違いありません。

ですが。ちょっと視野を広げましょう。

そもそも、人を好きになることに理由なんていりません。
パートナーがいようがいまいが、
その人を好きになった事実そのものは何も悪くないんです。

たまたま好きになったその人に、パートナーがいた。
それだけです。 そこは、私は伝えるべきじゃないかなと思います。

罪悪感と、自分の気持ちに板挟みになっている人には特に。

ここまでの、
* 気持ちを受け止める。
* 好きになったこと自体は悪くない。

この二点を相手に伝えると、かなり落ち着きを取り戻すと思います。


浮気、不倫の代償を考える

で、ここからが冷静に話をするポイントです。

好きになったことと、浮気、不倫の事実は別問題です。

さらっと調べると。
不倫の慰謝料は50〜300万円です。
不倫が原因で離婚となると、慰謝料が上がるそうです。

今後、不倫がバレた時に払う必要があります。
それは社会のルールとして、受けるべき罰則。

相手がパートナーと別れない限り。
そのリスクがつきまといます。

その事実を突き付けましょう。
その上で、相手がどうしたいのか聴いてみましょう。 また、伝えたい気持ちがあるならここで伝えます。
相手が冷静なら、言いたい事を言っていいと思います。

ここからは各自の判断、ケースバイケースです。


結論を考える

この辺はもう、関係性や親密度によってまるっと変わるので各自考えるしかないです。

  • 無理矢理にでも止めさせる。
  • 見守る。
  • 一緒に相手と会って相談する。

様々な結論があると思います。

隠れて関係を継続することは非常にリスキーなので、そこだけは結論としてオススメしません。


おわりに

誰かの相談に乗るのにカウンセラーでなければならない決まりや、こうしなければならないと言うルールもありません。何を言うかはその人次第、関係性、親密度、内容次第です。

なので、色々書きましたが参考になればいいなぁという 程度です。

ただ、どんな相談でも本当に相手が悩んでいる場合。
それを悪と決めつける事は相手を突き放すことになりかねません。
小さな受け答え一つで、思ってもいない結果を招くこともあります。

浮気、不倫という際どいテーマを書きましたが、
一番言いたかったのはここです。

時に言葉は、思いもよらず相手の心を簡単に、深く傷付けることがあるのです。

言いたい事を言うのは、それもまた人間性なので全然ありです。

人と人のやり取りの中の、その中のたった一つでも。
たらればを減らすことができたなら。

そう願っています。

言葉の持つ力と意味についての考え方。
こちらもご参考までに。 www.nanigashimental.work

なにがし。