なんとなく思い出したので書いてみます。
テーマは、目標。
結論から言うと。
人生において目標が必要な時とそうじゃない時がある。
と思います。
目標に向かってひた走る。
それは素敵だけど。
それだけじゃないよ、なんて。
今日はそんな、お話です。
人生の目標とは
目標=ゴール地点
ですね。
その時その時、目指す場所、達成したいことを決めて。
そこに向かって努力する。
人生において、目標を定めることは大事です。
これは言うまでもありません。
ただ、その中に。
あえて定めなくて良い場合もあると思うんです。
PDCA
社会人といえば、これです。
PDCA。
ざっくり説明すると。
P= Plan 立案する
目標達成のために何をするか決める。
D=Do 実行する
Pで決めたことを実行する。
C=Check 確認する
Dの結果を確認する。
A=Action 改善する
Cで得られた結果を元に改善する。
この4つを繰り返し行うことで目標達成に近づいていく、という考え方ですね。
これも非常に大事な考え方ですので。
一応紹介までに。
目標が必要な場合
例えば。
次のテストで学年一位を目指す、とか。
甲子園やインターハイで優勝する、とか。
明確な期間と、明確な結果がある場合。
これは、目標から逆算して、何をいつまでにどれだけやるかを決めて取り組む方がいいかなと思います。
上記のPDCAを合わせて行うと、より効果は高いと思います。
時間は限られているので、何をどれだけやるかという計画は絶対必要ですね。
求められるスキルが多いほど、計画に沿って、
また、その都度PDCAを回してやっていければ。
いい結果に結びつく確率は上がります。
なので。
こういうものに関しては早め早めに目標を明確にして、
計画的に努力することが大事です。
目標が必要ない場合
例えば、将来の夢。
もちろん、医者になりたいとか、俳優になりたいとか。
YouTuberになりたいとか。
明確になりたいものがある人は、目標設定をしてもいいと思います。
しかし。
こういった、期間も結果も漠然としたものの場合は。
あえて目標を定める必要性はないのかなぁと思います。
進路に重大な影響を及ぼすのは、だいたいの人は高校受験です。
ということは、それを決める中学2年生の時点で。
明確にこういう仕事がしたいと思える人はどれだけいるでしょうか?
もちろん、それを考える時間はとても大切で。
本来はその時点である程度考えている環境があれば良いのですが。
そうでない場合が大半を占めるんじゃないかなぁと思います。
高校の進路も、何となく家から近い高校だったり。
友達と同じ高校を選んでみたり。
やりたいことを見つけた時には、ものすごい遠回りをしていたりします。
その段階で、そこから出来ることをやるしかないんです。
だから、そうなったら。
PDCAのAを。
Action(改善)ではなく、Adjust(調整)に変えるんです。
そうしていくしかない。
PDCまでやってみて。
Aで進む方向、目標も含めて調整する。
仮に、医師になりたくて大学の医学部を目指すとします。
しかし、どうしても勉強についていけない人もいるでしょう。何らかの事情で、目指せなくなることもあるでしょう。
そんな時。
目標を調整して、医療系の別の資格を目指すとか。
医療の知識を活かした別の方向を目指すことも全然ありだと思うんです。
逆に、医師を目指す過程で、もっとやりたい別のことが見つかる場合だってあります。
何事にも。
そこに至らないと見えてこない景色があるはずです。
そして生きていく上で、100%の正解はありません。
目標に向かって努力することはとても大事です。
でも、考えようによっては。
目標だけに向かうことは、可能性を逆に狭めることにも繋がる場合があるのかなぁと思います。
おわりに
こういう考えは、逃げだと言われることもあります。
世間一般には、受け入れがたい考え方なのかも知れません。
が。
必死に勉強して、上京して、大手の企業で働いても、幸せだと思えない人がいます。
逆に、高校を中退しても、人に慕われ、起業して大成功を収めた人もいるでしょう。
今回は学歴がメインの話になりましたが、
それ以外にもたくさん、人生のアップダウンのお話はあると思います。
絶望の淵から這い上がった人。
逆に、天国から地獄に落ちた人。
一見、順風満帆に見える人生を歩んでいても。
一寸先はどう転ぶか分からないのが人生。
そういう話を考えると。
目標に固執することが絶対の正解では無い、ということにもなるのではないでしょうか。
生き方は人それぞれなので。
これはあくまで、私個人の考え方でしかありませんが。
病んだ時ほど、周りが見えなくなるので。
こういうことを心の隅に置いておくと、迷った時の進むべき道を考える、一助となるんじゃないかなぁと思います。
なにがし。