仕事でもプライベートでも。
お願い上手だと、色んなことが捗ります。
今日はそんな、お願い上手になるテクニックを一つ、ご紹介です。
お願い上手は得する
あなたの周りにはいませんか?
お願い上手さん。
ちょっと、これお願いしていい?なんて。
言われた方も、いいですよと快く引き受けられるような。
これはやっぱりコツがいります。
意外と、誰でもできるようでできません。
そういう人は、どんなことをしているのか。
それを噛み砕いていきたいと思います。
お願い上手のコツ3選
- 立場を利用しない
- 日頃からのコミュニケーション
- 必殺「箱入り文」
一つずつ紹介していきます。
立場を利用しない
これは、職場などでよくある悪いパターン。
「今日の○時まで、これやっといて!」
上司だから。先輩だから。指示するのは当然。
ある意味、これは文句の無い考え方ですが、
あくまで快く引き受けることが今回のポイントです。
それを考えると、あまりにも高圧的な態度はNGです。
上司や先輩など、立場が上の人になると忘れがちですが、
立場が上であるほど、下の人間は厳しい目で上の人を見ます。
その上でただ何でもかんでも言いたいことを言っても、
表面上は笑顔かもしれませんが、中身はさしてついてきません。
あくまでも、相手のキャパシティも考慮しつつお願いをしましょう。
立場が上であるほど厳しい目で見られますが、上だからこそ目線を下げることで
目下の人は余計に安心します。
天皇陛下や皇后様が、被災地の人たちと目線を同じくしてお話しして下さるように。
と言ったら大げさですが、そうまでしてもらえると、やっぱり心に訴えるものがあります。
そんなイメージでお願いをすると。
仕事上の能力向上、円滑なコミュニケーションもうまくいくのかなぁと思います。
まぁ、何事も限度はありますけどね。
日頃からのコミュニケーション
これも大事なポイントです。
大して仲良くない人にいきなりお願いだけされてもあまりいい気はしません。
人間なので、当たり前です。
どうしても、ギブ&テイクの考えはあるものです。
やるだけやらされて、返ってくるものがないと大体の人はがっかりします。
その点をフォローするのが日頃からのコミュニケーション。
普段からよくしてくれている相手には、何かしら返したくなるもの。
返報性の原理なんて言い方もします。
コミュニケーションが苦手な人は。
お願いを聞いてもらったらお礼をしましょう。
缶コーヒーやお茶をあげるだけでも。
報酬効果による行動意欲の強化が働きます。
また、第三者越しにお礼を言ってもらったりするのも面白いです。
もちろんその場でお礼は言いましょう。
その後に共通の知人に感謝していたことを伝えてもらうと、より評価が高まります。
この辺りも、日頃の良質なコミュニケーションがあるからこそのテクニックですね。
必殺「箱入り文」
これは、本で読みました。
ネットで検索しても出ないので、結構レアな言葉だと思います。
いくつかのお願いを同時にする、というテクニックです。
例えば、相手にその場でちょっと待っててほしい時。
ただ、「ここで待っててくれる?」と言う場合と
飲み物を渡して「これ飲んで待っててくれる?」と言う場合
お願いされた側の気持ちとしてどう感じるでしょうか? より待っててあげたくなるのは後者だと思います。
他には。
「これやってください」→「一休みしたらこれやってください」
「ここにきてください」→「ここにゆっくりきてください」
このように、二つの行動を同時にお願いするのが箱入り文。
お願いをちょい足しするんですね。
相手を叱るときなんかも、いいかもしれません。
ただ、「反省しなさい!」と言うより、
「会議室に行って、反省してきなさい!」なんて言い回しの方が
いいような気がしませんか?
直接的に反省を促すだけでなく、ちょっとその場を離れさせる優しさも見え隠れします。
と言うように色んな場面で使えます。
〇〇して(から) 〇〇してください。
そんな言い回しで、物事をやんわり伝えることができます。
メンタル的観点から本質を書くと、
二つのことを同時にお願いされる状況は
実は相手を小さく混乱させるそうです。
その結果、どちらの言葉にも何となく従わざるを得ない。
それが箱入り文の効果です。
自信たっぷりに言えば言うほど、混乱も相まって相手は断りづらくなります。
おわりに
久々のメンタル小技記事でした。
仕事でもなんでも、やっぱりコミュニケーションは大事です。
毎日のように、そう言う場面に出くわします。
あぁ、この人にこれは言いづらいなぁ、なんて。
ことが起こってからでは遅いんです。
何事も、小さなことからコツコツと。
千里の道も、一歩から。
コミュニケーションとは、然もありなん。
なにがし