病んでる系カウンセラーのブログ

カウンセラー(アマチュア)視点で書くゆるゆる日記

会議は危険?極化現象を語る。

家族会議、社内会議、チーム会議。

みんなで話し合って結論を決める。

大人でも、子どもでも、

みんなで話し合うことはたまにありますね。

今日はそんな時に起こる、極化現象について語ります。

話し合う、ということ

みんなで話し合うと、
それぞれの意見を出し合うわけで。

最終的な結論に対して多人数で納得できる結果が得られます。

単なるコミュニケーションとしても、仕事上の話としても。

ある程度の意見を反映でき、かつ一度に納得も得られるので、
効率的な話し合うという行為が行われます。

でも、実はここに。

心理的なある現象が起こるとされています。

それが、「極化現象」です。

極化現象とは

ざっくり書くと、結果が極端なものになるということです。

話し合いに参加するメンバーの質によって。

例えば、イケイケな思考を持つ人がメンバーに多ければ、
よりイケイケでリスキーな結論に。

保守的な思考を持つ人が多ければ、
より安全策、保守的な結論に達しやすいということです。

なんとなく、感じたことはないでしょうか?
話し合う中で、どんどんと内容が深掘りされ、
ちょっとこれはやりすぎじゃ…という結論に至ったこと。

話せば話すほど、新たなアイデアが生まれ、
反対意見は言いづらくなり。

その結果として現れるのが、ちょっと極端な結果。

みんなで話し合った結果だからと納得せざるを得ないわけで。
それに流され、ちょっといまいちな結果に終わる。

それが話し合いにおける集団の心理、極化がもたらす結果です。

極化を回避するには

とはいえ、話し合いは必要です。

話し合いはなんらかの結果を出さなくてはならない上に、
結論をみんなで決める以上、結果を操作しては意味がありません。

でも、せっかくみんなで決めた結論ならば、良い結果になって欲しい。

この答えは難しいところです。

多少極端な結果であっても、うまくいけばそれでOKですし。

せめてもの策としては。

  • 会議の前に、極化現象についての説明をする。

  • 強力なリーダーを議長として配置する。

  • 得られた結果を冷静に再度考える場を設ける。

  • ある程度の結論やデータ、議論の道筋を事前に準備しておく

こんなところでしょうか。

個人的には、まっさらな状態で始まれば始まるほど、
極化は激しくなるのかなと思います。

おわりに

今日は、集団の心理について、少々書いてみました。
私の職場でも、先日から会議で決まったことを実践しているのですが、
みんなで決めた結論の割にいまいち評判が悪く。

思い立ってこんな記事を書きました。

とりあえず、話し合えばなんとかなるとは思わずに、
何事も段取りが大事なのかな、というお話でした。

なにがし。