病んでる系カウンセラーのブログ

カウンセラー(アマチュア)視点で書くゆるゆる日記

孤独は、人を育てる。そして親と子の人生。

もうすぐ春、そして期末。

桜が咲いて、別れの季節が来ます。

親元を離れる子がいて、

子と離れる親がいます。

季節柄、そんな出来事がたくさんの人たちに経験として訪れる訳です。

私は。

自分の過去の経験から。

親元を離れるという経験は絶対に人を成長させると思います。

今日は、そんなお話です。

寮生活、一人暮らしは人を育てる

これはやってみると意外とやることが多く。

社会人として働き始めた疲れや、大学生活、新生活の心理的な疲れも相まって、最初は苦しいものです。

それまでは、家に帰れば暖かいご飯があって、自分の洗濯物も畳まれてタンスの中にあった人も多いかと思います。

それがどれだけありがたいことかは、家を出た人間にしかわかりません。

生活の、基本的な部分として。

それまでやってこなかった人、親に任せっきりだった人にはそこがまず最初の試練。

ご飯はお金があればコンビニで済ますことはできますが。

ゴミ出しや掃除、洗濯はやらなければ溜まる一方です。

その生活習慣を作り上げつつ、仕事や勉学に励まなくてはいけません。

家事に対してある程度の知識や経験がある場合が多い女性に対して。

男性は親に頼りきりの場合が多いかと思います。

でもそういうところを乗り越えて。

なんだかんだとやっていくことで人は成長し自立するのだと思います。

この経験は、人として絶対に大事です。

なければならないというわけではありませんが、基本的な生活能力は後々の人間性にも関わってきます。

ここで学んでおくことに越したことはないでしょう。

親元に居続けることが悪いとまでは言いませんけれど。

自分一人、という感覚。

もちろん実家には親御さんがいるとしても、

基本的に、自立した生活は自己責任です。

病気になっても看病してくれる人はいません。

遅くまで飲んだとしても、次の日の朝早く起こしてくれる人もいません。

友人はいても、そこまで親身になってくれるかと言われるとそうでもありません。

パートナーができて、同棲してやっとというところでしょうか。

それまでは自己責任です。

そういう、自分でなんとかしなくてはならないという感覚もまた磨かれます。

困ったら自分でなんとかしてくれる場所を探し、自力でそこへ向かい。

解決していかなくてはなりません。

失敗もするかもしれません。

でも。

そうやって学ぶことはやっぱり大事です。

私も、社会に出て自分の知らないことがたくさんあることを知りました。

家にいれば、親なり兄弟なり相談もできたかもしれませんが、

自分一人なんだという感覚が責任感を強くしてくれたことは強く感じます。

誰にも頼れないとまでは言いませんが、社会に出て自立した存在としてやっていくには。

そういう面での強さ、賢さが求められます。

さらに言えば、一人で立ち向かう経験から必然的に問題と向き合う力がつきます。

親はなくとも子は育つ

生き方は人それぞれなので。

親元にいようが、一人暮らしをしようがなんでもいいと思います、

ただ。

ある程度の年齢になれば、自立は求められる。

親も基本的には、先に居なくなります。

その時。

ちゃんとしていなければならないんです。

それだけだと私は思います。

そのための力を得るのに最適な一つの手段が、一人で生きるという経験じゃないかなぁと私は思います。

親ならば子が可愛いと、いつまでも子離れできない親御さんもいますが。

私はそれが、子の成長を妨げる一つの要因でもあると思っています。

親はなくとも子は育つ。

親という立場から見ればなんとも悲しい言葉かもしれませんが、

親離れ、子離れはお互いの心を育てる。

それはきっと、間違いではないと思います。

おわりに

各家庭で教育方針があるのは分かりますし、私の考えも別に正しいとは思っていませんが。

自分自身の経験と、そういう悩みを抱えた人の多さから。

子が育った後の親子関係という問題はとても大きいと思います。

子は自立する。

親は老いて、自立できなくなる。世話が必要になる。

その時。

様々な問題が浮き彫りになります。

親が老いるのは必然です。

しかしその老いた親に対して子がどうするかという問題。

親の面倒を見るのが当たり前。

しかし、自分の築いた家庭もある。

更には嫁、姑問題。

何が正解かは、きっと人によって違うと思います。

ただ、悲しみを伴う現実がそこにはある場合が多いです。

ちょっと話は逸れましたが。

うーん。

なんか、うまくいく方法はないのかなぁと。

この手の相談があるといつも、悩みます。

少なくとも私は。

できるだけの準備をして子を育てたいと思います。

子の自由を奪ってまで面倒を見てもらう気には全くなりません。

私が子に頼るのは自分の葬式だけで十分かなと、今のところはそう思います。

なんて。

なにがし。