苦しい時は海を見て自分のちっぽけさを感じるといい、なんて考え方があります。
私も、その考え方には概ね賛成です。
自分という存在は小さくて、そのちっぽけな自分が抱える悩みも。
地球という視野に立ったら実際そんなに大きくない。ていうか極小。
みたいな感覚を得ることで、なんとなくそこから踏み出す勇気になります。
今日はそんなお話です。
悩みが深いほど、人は動けなくなる
苦しい時。つらい時。
何をするのも億劫になります。
世の中は全て憎たらしく、他人の笑い声すら憎い。
自分がこんなに苦しんでいるのに。
自分が。自分が。
という思考に囚われることがどれだけ苦しいかは私も知っているつもりです。
いわゆるうつ状態。
そこまでいかなくても、こういう思考になりがちです。
動けない時が続くと
そうなってしまうと何もしたくありません。
日常生活が送れればまだしも。
ひどい場合はそのまま自律神経の不調や不眠などの症状が出て病気になります。
動けない=ノーガード
何も出来ない、ということは。
全てが他人と運任せになります。
身の回りに助けてくれる人がいるならば、その人がどこまで世話をしてくれるか。
ただひたすら我慢して、運よく状況が好転するか。
そういう状況です。
ほぼほぼノーガード状態です。
その状態になって、自分が納得いかない出来事が重なる場合は。
さらに周りに当り散らして自分の傷口を広げると言う結果にもつながります。
状況によってそうなってしまうことが防げない場合もありますが。
やはりこれでは、私はつらいなぁと思ってしまいます。
自分だけ思考を遮る、俯瞰
つらい出来事があれば当然、自分自身の心の中はつらい気持ちでいっぱいになります。
心の中が100%つらい状態です。
そこで。
最初に挙げた自分を俯瞰するという方法を取ることで、
それを少しだけ和らげることが出来る場合があります。
俯瞰する時の考え方
例えば、地球上の海の広さを100とするならば、人間1人ってどれぐらいでしょうか。
0.00000…1と限りない小ささです。
その小さな小さな数字が100%のつらさで満たされていても、やっぱり小さいんです。
ざっくり言うならば、そんな感覚です。
自分の心の中を広く。
感じているつらさや苦しみを限りなく小さく。
そんなイメージです。
とにかく。
心の中に満たされているネガティブな感情を小さくしてみましょう。
もし。
あ、何か出来そうだなと少しでも感じたならば。
自分のために、明日のために。
即行動してみるのをお勧めします。
おわりに
私の文章力に不安が残るので。
誤解のないように書いておきたいと思います。
私は、苦しさもつらさもその人だけのものという考えを強く持っています。
これは。
自分の物差しで他人の苦しみを測ってはいけない。
ということです。
なので。
あなたの悩みは世の中から見たらちっぽけなんだから元気出して!
なんて事を言いたい訳では断じてありません。
むしろそういう考えは私は好みません。
あくまでも。
追い込まれた自分自身の心と向き合うために。
俯瞰という方法が良いよ!という感じです。
ほんの少しだけかもしれません。
進むまでいかないかも知れません。
つらい時、悲しい時の心の痛みは正直、とても苦しい。
でも。それは分かっているけれど。
ちょっとで良いから。
自分の足で進むことが、強くなるための第一歩だという事を訴えたいと思います。
苦しいことは、人生いくらでもやってきます。
結局は自分の足で立ち上がって進むしかないんです。
そう、今日は感じた日でした。
なにがし。