ズバリ書いてしまうと。
人間、ハッタリって大事です。
もちろん様々な事柄を肌で感じ、知識や経験でモノを言えるのが理想ではあります。
でも。
誰しも何でもかんでも知っているわけでも無いし、経験したことの無いものも当然あるはずです。
知らないものをあたかも自信満々に語ることはハッタリと言えますが、
これができるとそこそこ得をします。やりすぎは禁物であるのは言うまでもありませんが。
今日はそんな話を少し。
ハッタリ八分という言葉
全国的な言葉では多分無いと思います。
ハッタリ八分。
はったりはちぶ、と読みます。
誰が言ったかは分かりませんが、私の住んでいる地方ではよく使われる言葉で。
「人の言う事はハッタリ八分でちょうど良い」みたいに使います。
ちょっと大きめに言っとこうみたいな話ですね。
私の住んでいる田舎は、ぶっちゃけいろんなことがザックリ成り立っています。
仕事もそんなにかっちりしていません。
なので。
納期がどうの、なんてのも驚くほどザックリです。
もちろんちゃんとしている所もあるのでしょうが、しっかりとしたものを意識しすぎるとバカにされたりもします。
だからこういう言葉が市民権を得ているのかもしれません。
ハッタリを言っておいて、それができれば株が上がり、できなくても笑って済ませる。
結構これで成り立っています。むしろそれができる人が上に立つわけです。
業種や状況によって考え方は様々ですが、こういう考え方が大事な場合ってあると思います。
ハッタリはギャンブル
ハッタリを言って、出来なかったら笑って済ませられない場合もあります。
ハッタリは一種のギャンブルでもありますね。
上手くいけば株があがるし、失敗すれば株が下がります。
知ったかぶりも上手くできればちゃんとした知識の持ち主だと思われます。
ただ、相手に追及されると化けの皮が剥がれます。
そういうやりとりの中で、上手く立ち回っていけると一目置かれる存在になります。
ずる賢さも大事
世の中、綺麗事だけでは上に行けないと私は思います。
清廉な生き方も格好いいです。
しかし。
ハッタリや知ったかぶりも、時には使いまわせることが人間力とも言えると思います。
言ってみれば、ずる賢さです。
世の中、ずる賢さを巧みに使う人はたくさんいます。
アメリカの根強い銃社会みたいなものですね。
全員が同時に、それを手放すことができない以上、清廉なる人間性だけで戦うことは困難を極めます。
鬼のように勉強して、何者にも負けない理論武装ができるような一握りの人は除いて。
多くの人は食うか食われるかの中で生きていかなくてはなりません。
おわりに
ハッタリと聞くと聞こえが悪いのは確かです。
でも言い換えればそれは。
人間としての立派な武器にもなり得るし、上手く使えば実力の何倍もの成果を叩き出すこともできると思います。
成果を上げることが基本的な社会人の立ち位置なので、それはそのままその人の実力ということになります。
もちろんプライベートの中でまでやりすぎると。
凶器を振り回しているのと同じなのでそこまではお勧めしません。
清く生きて、常に結果を出すのならばそれに越した事はありません。
しかし。
ハッタリの使い方を見極めて、賢く正しく使うことで開ける活路もあるのではないかなぁと思います。
なにがし、