病んでる系カウンセラーのブログ

カウンセラー(アマチュア)視点で書くゆるゆる日記

社会的抑制と社会的促進を語る。

今日は少し、心理学的な記事です。

あまり聞き馴染みは無いかな、と思います。

社会的抑制と、社会的促進。

でも。

おそらくほとんどの人が経験していることで。

これを理解しておくとちょっとだけお得かもしれません。

社会的抑制と社会的促進とは

私は、子どもの頃。

歌を歌うのが苦手でした。

なので。

小学校や中学校でやる合唱の時は歌っている振り、いわゆる口パクをしていました。

みんな歌っているし、上手な人はいっぱいいるし。

私一人が声を出さなくてもどうということはないだろう。

そんな気持ちで。

集団的な行動の中では、苦手なことはより出来なくなる、やらなくなる。やろうとしなくなる。

これが今回のテーマの一つ、社会的抑制です。

そして逆に。

歌の上手な人ほど大きな声で堂々と歌っていたのを覚えています。

表情もしっかり作って、目を開けて、頰を突っ張らせて。

得意なことや好きなことは、集団的な行動の中でも力を発揮しようとする傾向が人にはあります。

これがもう一つのテーマ、社会的促進です。

社会的抑制を理解する

社会的抑制の特性を考えてみると。

苦手なことを集団でやる、ということは効率が悪いことが分かります。

歌が不得意な状態で合唱の練習をしても伸びる効率が悪いわけです。

歌うのが嫌いな子ばかりを集めて、集団で練習する。

不可能ではもちろんありませんが、 非常に苦労するであろうことは明白です。

集団というだけで個々の実力が発揮しづらくなるのですから。

社会的促進を理解する

なので。

こういう場合は、まずは個別に能力を伸ばしたり、音楽の楽しさを教える方が大事だったりします。

一人一人が自信を持って歌えるように、楽しめるようにまずは個々の能力を伸ばす。

その上でならば。

集団的な行動という状況がそれぞれの能力を最大限発揮できる素晴らしい環境に変わるわけです。

それぞれの特性を理解した上で行動する

集団的行動にはこのように二つの側面があります。

これは言うまでもなく様々な場面で同様の効果を発揮します。

会社で言えば会議、会合。

チームスポーツや、部活そのものなども勿論そうです。

真面目にやることも時には必要ですが、やれば良いと言うものでもないということが分かるかと思います。

何事もまずは楽しむこと、なんて言う言葉もこういうところから言われるようになったのかもしれません。

たとえ個人でやるスポーツだとしても、試合の場や相手がいればそれは一種の集団となります。

集団の中で実力を発揮するのは、それを楽しむからこそですよね。

そして。
集団の力で出す結果は途轍もないものだったりします。

しかしその結果に繋がるのはあくまでも個の力が根底にあるんじゃないかな、ということですね。

おわりに

世の中には、個人でもすごい結果を残している人はたくさんいます。

しかしチームだからこそ成された偉大な結果もたくさんあって。

そういうものに繋がる、一つの参考としてこういうものを紹介したいなぁと思いました。

集団と言えど、個の集まり、心の集まりです。

www.nanigashimental.work

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集団だからこそ起こり得る事象は良いものも悪いものも様々あります。

時には危険も伴います。

いつの間にか巻き込まれて気付いた時にはどうしようも無い、なんてことも無きにしも非ずです。

何かの参考になっていただければ、幸いです。

なにがし。