今日があるのが当たり前。
明日が来るのは当たり前。
あの人と明日も会わなきゃいけないのは当たり前。
あの人と明日も会えないのが当たり前。
明日は当たり前に楽しい週末だ。
明日は当たり前に何事も変わらない日になるだろう。
当たり前に明日も苦しい。
当たり前に明日も仕事だ。
果たして。
本当に当たり前なのでしょうか。
それなりに生きていると。
当たり前にそうだと思ったのに、そうじゃなくなってしまったという経験をすると思います。
死別。
人事異動。
倒産。
喧嘩。
事故、事件、病気。
様々ありますが。
なんにしても共通なのが、ほとんどのことが突然であるということです。
たった一日、一分、一秒。
それまでの全てが、何事もなかったかのように無になります。
厳密に言えば経験として無駄にはならないかもしれません。
しかし。
失うものの大きさによっては、それなりにダメージを受けるのは明白です。
起きてしまったことは取り返しがつかないことが多く。
その痛みを抱えながら人は生きていかざるを得ない、ということになるかと思います。
「あと何度、こんな思いをしなければならないんだろう」
そう言っていた人がいました。
その答えは当然、私には分かりません。誰にも分かりません。
いくら鍛えても、どれだけ学んでも。
何かを失うタイミングはやってくるものだと私なりには思います。
どれだけつらくても苦しくても、それを乗り越えることが生きているうちは必須です。
せっかくなんで這いつくばってでも、生きましょう。
口に泥が入ったら、飲み込みましょう。
腕をすりむいたら、転がって進みましょう。
私も、そうやって生きていこうかなと思います。
人生一度きりですし。
「運があれば毒を盛られても生きのびる。
見放されれば瓦が落ちてきても人は死ぬ。」
そんなセリフを思い出しました。
なんて。
なにがし。