振る舞いは人を物語る。
ちょっとした、身振りや手振り。
表情、目線、仕草、歩き方。
深い知識もなにも無くても。
人は、人を理解します。
主に、経験とか直感で。
今日はそんなお話を。
表情は物語る
いつもニコニコしている。
そんな人はやっぱり場を和ませてくれます。
逆にいつも厳しい表情をしている人が来れば。
場はピリっと張り詰めますよね。
表情一つ取っても人間性はしっかり現れます。
怒った時は怒った顔に。
楽しい時は楽しい顔に。
不意に湧き上がった感情はストレートに出るものですしね。
その人のイメージはまさしく、その人の顔にしっかりと出ます。
仕草は物語る
仕草も同様です。
歩き方、体の使い方。
自信なさげに背中を丸めて歩けばその通り。
胸を張って前を見据えて歩けばその通り。
こういう所でも。
その人のイメージは作られるんですね。
印象、というもの
昨日も書きましたが、印象は早い段階で決まり、その後も様々な面で影響を受けます。
印象を変えるのは、長く濃い付き合いや突発的に起こる相手に突き刺さった言動などで。
それ以外では変わりにくいと言われています。
なので。
例えば仕草や表情で、この人は弱気な人なんだとレッテルを貼られると。
何をやってもまず弱気な人という前提が付いて回ります。
たまに強気な言動をしたとしても。
それがたとえ真っ直ぐな主張だとしても。
弱気な人なのに今日はどうしたんだろう、何かあったのかな、変だなと。
いらない要素がついてしまい思いが正しく伝わりにくくなってしまいます。
自分のありのままで勝負するのも良いですが。
ある程度は印象というものを考えないと。
人の評価に振り回されることにもなりかねません。
印象と振る舞いを考える
印象も振る舞いも。
本心であるにしろ、ないにしろ。
多くの人がその人に対して一定の感情を感じてしまうならば、もう。
ほぼ、その人そのものです。
もちろん。
本質を見抜いて良き理解を示してくれる人もいる場合もありますが。
そうでなければ。
そこに気を遣わないと大変な苦労を強いられる場合があります。
ありのままに自分らしく生きることも否定はしませんが。
多くの人は、きっとありのままに生きていません。
だから。
ありのままに生きる人を見るとネガティブな感情が湧き上がる人も少なくありません。
ありのままに生きることは悪いことではないと思うのですが、そこは人と人とが織りなす世の中。
上手くは言えないのですが、塩梅というものが大事かなと。
そしてその手助けとなるのが。
ほんの少しの、振る舞いの差だったりもするのかな、なんて思います。
おわりに
ちょっとぼかしましたが。
やっぱり人は。
気持ちよく、自分のありのままに生きるのが良いと私は思います。
それが出来ないことも、世の中にはたくさんあるけれど。
好き勝手言う人に苛立ちは覚える気持ちも分かるけれど。
どうしたって。
そうは生きられない事情もあるのは分かるけれど。
ありのまま、楽に生きることが出来る世の中は理想として持ってもいいのにな、と思います。
もちろん。
人同士触れ合うなかで。
お互いが自由に好き勝手言ってはその世の中は成立しません。
自分も、相手も。
お互いがお互いを尊重し合える仲でしか成立しません。
夢物語に近いです。
でも。
そんなだったら素敵だなぁ、なんて。
今日は、思いました。