病んでる系カウンセラーのブログ

カウンセラー(アマチュア)視点で書くゆるゆる日記

進めば進むほど、困難も育つ。

f:id:tpippi:20200616215725p:plain 生きていると、困難にぶち当たる。

そんなことは当たり前ですが。

年齢を重ねたり、仕事において重要な役割を担ったり、
人の親になったり、一家の大黒柱になったり。

そんなことを繰り返していくうちに。

困難は、より困難になると思います。

今日はそんなお話を。

困難やその絶望にに苦しんでいる人に。

何かを伝えられたらいいなぁ、なんて。

困難はいつでもやってくる

困難は、いつでも運んできます。

当たり前に、何気なく。
さらりと、春の心地よい風のように。
死んだ方が楽になるんじゃないかと、思わずにいられないようなものを。

嘆くしかない。
晒されるしかない。

どうにかして。
立ち向かうしかないんです。
一時的に逃げたっていいと思います。

きっと。
その先に、何かがあると信じて。

困難はどんどん大きくなる

年齢を重ねる。
仕事で出世する。
親になる。
一家の大黒柱になる。

誰かが言っていたヒューマンステージとはこのことでしょうか。

生きていると自動的に、いろんな責任が降りかかってきます。

そしてそこでやってくる困難もまた有って。
そうなる前と比較して、 はっきり言って重くなります。

今感じている困難が、可愛く見えるほどです。

もちろん、人によって感じる困難の大きさはそれぞれですし、
今感じている困難なんて大したことないよと言うつもりはありません。

ただ。
それぞれの中で。

今感じている困難よりも大きい困難は。
生きていれば必ずやって来ると認識するべきだと私は思います。

100万円の予算を取り仕切る立場と、1億円の予算を取り仕切る立場では責任も、ミスが生じた時の影響も。
言わずもがな変わってきます。

椅子の少ない立場になれば、自ずと競争にさらされます。
子育てをしていれば、たった一手のミスが子どもの人生を左右する可能性だって出てきます。

家族が。パートナーが。愛する我が子が。
その、一挙手一投足によって様々な影響を受けるのです。

自分だけの苦しみとはまた違った困難が、手ぐすねを引いて未来には待っているのです。

はたまた高齢になれば。
命のやり取りも待っています。

親の命。

自分のみならず親の命が自分の選択に委ねられる時が来る人もいるでしょう。
仕事で管理職にでもなれば。
何人もの従業員の生活もその肩にのしかかってきます。

重くなるんです、困難は。
生きれば生きるほどに。
前に進めば進むほどに。

いま現在感じている絶望は、始まりに過ぎない。

そんなことも。
往々にしてあり得ると言うことです。

強く生きるということ

10代に満たない年齢から、ぶっ飛ぶほどの困難を抱えて生きている人もいると思いますが。

職業やなんやらでポンと上がることもあるでしょうけれど、
基本的には、困難のレベルは少しずつ上がっていくものだと思います。

今抱えているものは人生最大の困難だと感じてしまう気持ちも分かります。

でも。
これを読んでくれている皆様が80代、90代の高齢者でない限りは。

これから迎えるであろう困難から見たらまだまだきっと下の方です。

だからこそ我々はそれに打ち勝つしかないと思います。

実際に100歳まで生きている人たちがいるのですから。

きついけれど、苦しいけれど。
私たちはその苦しみを糧に強くなっていくしかない。

間違えても、いろんな人を傷つけても。
学んで、勝って、負けて、苦しんで、喜んで、また学んでというのが紛れもない人の道で。
その道を泥臭かろうが何だろうが歩いていくしかないと、私は思うんです。

失敗したっていいじゃない。
みんな平気そうな顔しているけれど。
たくさんたくさん失敗しているんです。
隠しているだけです。

みんなと比べて苦しいとか苦しくないとかそういうことは言いません。
みんな苦しい思いをしてるんだからあなたも頑張れという言い分は私は好きではないので。

自分の苦しみは、他でもない自分だけのものなので。
他人と比較する必要はないと私は思います。

ただ、 みんな平気そうな顔をして、スネに一つや二つ傷を持っている。
事実としてそれだけは知っておくべきだと思います。

もし仮に無傷な人がいるならば、その人から学ぶことは多くはありません。

その思考が頭の片隅にあるのとないのとではきっと。
ちょっとだけ、違うんじゃないかなと思います。

おわりに

少し熱くなってしまいましたが。
月並みな言葉で。

あなたは一人じゃない。

そういう思いを伝えたいと今日は思いました。

お金に困っているからと言われても、貸せるわけじゃないけれど。
苦手な人がいるからと言われても、代わりに何か言えるわけじゃないけれど。

今この瞬間を、苦しみながら生きている人がどこかにもいます。

きっと。

人はたったそれだけで、十分に分かり合える。
少なくとも私はそう信じています。

自分の苦しみを小さくする必要なんてありません。
ただ真っ直ぐに見据えることが大事です。

お金さえあれば解決する困難もあるでしょう。

しかし。
心をもって立ち向かわなくてはならない困難は。
そういう、目に見えない繋がりこそが大きな力になります。

全てを信じられなくても。
少なくともここに一人、似たような人間がいます。

そういう人もいるのかなぁと、少しでも思ってもらえたなら。

それ以上はないと感じます。

読んで頂いて、ありがとうございました。

なにがし。