一般的な社会人になると。
一日の活動している時間の半分は、だいたい仕事をしています。
今日はそんな、仕事にまつわる話を少々。
仕事は、性格を変える。
性格が変わると人格にも影響を与えて、人生も変わる。
そんなお話です。
性格と気質と人格の話
考え方は様々ありますが。
人格は、性格と気質から成り立っているという考え方があります。
学生時代に学んだ、ベクトルの話を覚えているでしょうか。
力がかかる方向に伸ばして書く、矢印のやつです。
性格が矢印の方向。
気質が矢印の大きさや長さ
人格がそれらをまとめたもの。
と、捉えるとわかりやすいかなと思います。
例を挙げると。
外部からの刺激に対してどの方向に心が向かうのか。
怒りか。
興味か。
ポジティブか。
ネガティブか。
それらを決めるのが性格で。
即座に行動するのか。
ゆっくり行動するのか。
何も行動しないのか。
性格が決めた方向性に対して、実際にどのように、どれだけの行動を起こすかが気質です。
一般的に変わりやすいのは性格、つまり物事に対しての思考の方向性と言われています。
仕事によって、変わる性格
仕事は。
最初に書きましたが、人生の多くを消費します。
勤労の義務というぐらいですからね。
働く=生きるみたいなところがあります。
働かないと衣食住が欠けていきます。
健康で文化的な生活は保障されていますが、基本は働くことありきです。
で。
人生でそれだけ多くの要素を占めるので。
仕事における基本的態度は、性格に影響を与えるのは必然かなと感じると思います。
営業や接客、クレーム対応をやっていれば、人当たりが良くなります。
設計や公務員なんかをやっていれば、論理的思考が強化されることでしょう。
もちろん、仕事は仕事と割り切る人もいるとは思いますが。
仕事上のやりとりが身に染み付いてしまう人も多いのではないでしょうか。
事実として。
私は、営業マンとの付き合いが多い業界に長くいるので、たくさんの営業マンと接してきました。
なので、仕事とは関係ない初対面の人であっても、営業の仕事を経験しているかどうかに気付くことがあります。
トゲのない、滑らかな口調。抑揚。
力量が高ければ高いほど、自然で強烈。
向き不向きはあるのでしょうけれど。
その性格は仕事によって培われ、磨かれるもので。
そういう職業病的なものは少なからずあるんですよね。
仕事から、人生を見出すという方法
なりたい職業を選ぶか、家から通える距離の仕事を妥協して選ぶか。
それ以外のなにかしらの理由をもって選ぶか。
職業の選択の仕方は人それぞれあるかと思います。
そこに是非、もしなければ。
自分の行きたい方向性から逆算して仕事を選ぶということも追加してみると面白いのかなと思います。
人付き合いが上手になりたいから、接客業を選ぶ。
手料理を人に振舞いたいから料理人になる。
パートナーが欲しいから異性の多い業種を選ぶ。
こんな風に下心としてバリバリの悪意があるとしても。
使えるものは使ってナンボだと私は思います。
もちろん。
仕事によってはそれなりの覚悟が必要な仕事もあるので。
そこは十二分に調べてからがいいとは思いますが。
身に付けたい能力。
自分の中で伸ばしたい部分や補いたい部分。
それを実際に学べる環境に身を置くと言うのは。
ひとつの賢い選択でもあるのかなぁと感じます。
おわりに
使えるものは何でも使う。
途中で出てきましたが。
これってすごく大事だなぁと今私は感じています。
年齢を重ねるごとに。
できないことが増えて、しがらみが増えて。
気付いた時には自分の力だけではどうしようもない。
そんなことが増えてきたと感じるからです。
助け合っていけるならそれに越したことはないんですけれどね。
なんて。
なにがし。