人は、安全マージンを無意識に保っています。
運転で特に安全マージンという言葉が使われますね。
これ以上は出したら危ないという速度感。
コーナーの走行ラインなど。
意識的にも、無意識でも余裕を持って普通は運転します。
ちょっとよそ見をしてしまった時に車がふらつき、ひやっとした経験が誰しもあるかと思いますが。
あれはぶつかる前の段階の、本来保っているはずの安全マージンが無くなったことによってひやっとします。
これは運転に限らず、他のことでも言えると思います。
人との距離感。言い回し。
そう言うものでも、安全マージンがあるものです。
その感覚がなくなり。
言いたいことを言える、相手が不快になるであろう言葉を普通に言ってしまう。
そうなった時に、心がやばいなと感じることが大事なのかなと思います。
これは、思ったことをストレートに相手に伝えることができる人は、いつもやってるよ!と思うかもしれません。
しかし。
どんな人にも、なんとなくですが心理的なブレーキが効いてしまう相手はいるもので。
そういう人にまでなんの気兼ねもなく当たってしまう状態の場合のことを指しているといえばいいのかもしれません。
ちなみに、私は。
心理的に余裕がなくなると腕や足を必要以上に掻きむしってしまいます。
これ以上掻いてしまったら皮膚が傷付くというラインを軽々と踏み越えてしまうんですね。
これも言わば安全マージンがなくなっている状態かと思います。
だからどうすればいいとか、とっても難しいんですが。
休めるなら休みましょう。
自分を労わりましょう。
いつも書いているのですが、とりあえずはそれしかありません。
一度、日常から離れましょう。
少しでいいですから。
ふと我にかえると、今まで何やってたんだろうと感じたならそれは。
きっと心が暴走していた証です。
本来保ってしかるべき安全マージンを手放すということは、それ以上に優先する何かがあるからです。
無意識や脳は正直で、自分のために好き勝手やるものですが。
だからこそ自分を不利な状況に追い込みかねない行動を自ら進んでやったり、見過ごしたりするのは異常と言えるのではないでしょうか。
それぐらい。
脳や無意識が働くなるぐらい。
働いていてもなお、止めることができないぐらい。
おかしいことをしている。
自分や誰かを守るためなら仕方のないことかもしれませんが、 なんの理由もなく我が身の安全を顧みない行動をすることは、率直におかしいです。
休みたい時に休めたら苦労はしないんですけど。
そんな気持ちは良く分かるんですけれど。
世の中は酷ですから。
ちょっと今やばいよって周りにアピールできないと何にも変わらないんです。
こういう行動は、なおエスカレートするものですし。
人間、ちょっとか弱いぐらいがちょうどいいのかもしれませんね。
なんて。
なにがし。