病んでる系カウンセラーのブログ

カウンセラー(アマチュア)視点で書くゆるゆる日記

コミュニケーション能力における最強特性の一角、一刀両断思考を語る。

f:id:tpippi:20200708212825p:plain 一刀両断思考と書いてみましたが。
要は割り切ることができる思考の極地みたいなものです。

割り切ることができる癖がついている人は、人間として本当に強い。

私はそんな風に思います。

今日はそんな割り切ることについて。

人間力とか、地力とかについて。向上心や興味がある人に。

一刀の元に思考を割り切ると言う一つの方法を。

割り切り思考と一刀両断思考

割り切る。

ちょっと前に書いた、境界の話と似ていますかね。

ここからはこう。
こっから先はこう。

これについてはこう。

そういうルールの元で、行動を選択することができるのが割り切るということだと個人的に定義しています。

一刀両断思考はそのさらに上です。

スパッと一刀両断、心の中で判断をつけてしまうということになるかなぁと思います。

明鏡止水の如く、下した判断で心を一切揺らさないというのも特徴です。

我慢して、私はこうすると決めたんだ!だからこれでいい! みたいな思考も一切ありません。

当然の如く。

決めたからやる、こう思ったからやる。

そこに曇りがない。本当に割り切れる人の思考はそれだけです。

こんな感じで書いていきます。

一刀両断思考は止まらない

割り切ったことに対して感情が揺らがないということは。

つまりは感情のブレが少ないということです。

行動に対して感情のブレがないので、思い切りが良い。

ここが私が感じる、人間力とか地力の軸かなと思います。

仕事においても。
短いメールの文章を書くだけで相手はこう思うだろうか、こう誤解されないだろうかとか考えて(私はそうです) いつまでもグダグダと考えてしまったり。送信した後も気にしてしまったり。

割り切る人は了解しましたの一文でさっと次の仕事に移るみたいな感じですかね。

感情がブレると心も疲れますがそれも少ないと思います。

割り切るということは、心のエネルギーの消費量も少ない。
だからガンガン行動します。

仕事においてはこういう利点はとんでもなく大きいですね。

一刀両断思考の欠点

欠点ももちろんあるかと思います。

決断力に優れるあまり、他人から冷たい人という印象をもたれがちです。
というのも、誰しもそんなに簡単に決断できません。
人は自分と同じように人が悩めば、同調して安心するという場合があったりします。

しかし。

サッと割り切る人には悩んでる感が一切ありません。

決断自体が、例えば相手の身を案じてのことであればそういうところで信頼を得るという場合はありますが。
そうでなければ理解されない場合が多いです。

「天才は人から嫌われるもんだ」
私の昔の上司が冗談半分でよく言っていましたが。

その人はまさに一刀両断思考を絵に描いたような人で。
そんな言葉が出てくるのはこういうことなのかなと個人的に思います。

割り切る能力が高いとそれすら割り切ります。

他人はそういうものだと割り切る人と。
こうじゃダメなんだ、次からこうしようと割り切る人。

昔の上司は前者ですかね。

もちろん。 実際にそういう状況を何とも思っていなかったのかは分かりません。
ですが。
気にする素ぶりを一切見せずに鬼のように仕事をする様は、他の人とは一線を画していました。

理解者が何人かでもいればいい。

そんな割り切り方もあるようです。

一刀両断思考の磨き方

これは、はっきり言って難しいですが。

経験を積むしかないと思います。

割り切るという経験を積むということです。

私は割り切ることが苦手だったのですが、昔の上司の影響で少しずつ実践しています。

他人が絡むことでも、ちょっと悩ましいことでも。

とりあえず割り切って、やってみる。放り投げてみる。

意外と。
どう思っているかは別として、人は文句を言ってこないものです。

逆に文句を言われなかった不安感がありますが、それも数時間や数日で消えます。

なんだ、これまで気にしていた自分が馬鹿だったなという思いを重ねると割り切ることがしやすくなります。

しかし。

人によってはそれが面白くない場合もあるもので。
イライラを募らせて、あとで大目玉をくらう可能性はあります。

ある程度の裏付けや知識、経験値も一刀両断思考には絶対欠かせません。

物事は表裏一体で。
特にこういう尖った特性は諸刃の剣であることも否めません。

それでも失敗した時は。

「天才は人から嫌われるもんだ」
そう割り切ることもひとつの手段かなと思います。

おわりに

これもまた。

以前書いた、私が思うコミュニケーションにおける最強特性の一角だと思います。

強い個性は、周りがそう認めてくれさえすればコミュニケーションに絶対的に有利に働きます。
周りがそう導いてくれる。 こういう人だと思って接してくれるということそのものがコミュニケーションの堅牢な一つの基礎で。
そうやって伸びていく人は伸びていきます。

それが深まれば、
きっと初対面の相手であってもそう思わせる風格が身についてくると思います。

自分で自分を変えることも大事ですが、自分を変えるという行動を周囲に期待させるということも大事。

前に書いたオープナー同様、コミュニケーションに優れた人は人から自然に求められる特性を持っていて。
自分の事ながら自分一人では到達できない極地にいるからこそ、至高なのだと私は思います。

なんて。

なにがし。