病んでる系カウンセラーのブログ

カウンセラー(アマチュア)視点で書くゆるゆる日記

皮膚むしり症を語る。

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唇や指、足の皮をむしる人はいませんか?

冗談なようで、ちゃんとした病名があります。

正式名称は皮膚むしり症

強迫性皮膚摘み取り症
自傷皮膚症
スキンピッキングとも言われます。

今日はそんなことを。

皮膚むしり症とは

精神的な病の分類に使用されるDSMというルールみたいなもので明記されているので。 皮膚むしり症はれっきとした病気です。

血が出るまで指の皮膚をめくったり。
唇の皮をちぎったり。
それによって本人がやばいと感じたらそう診断をくらいます。

不安や欲求不満からくるもので、爪をかじるのと一緒です。

結構むしっちゃう人自体はいるんじゃないかなと思うんですが、どうでしょうか。

むしっても、やばいと感じなければ病気じゃない

私も、むしります。
とにかく、むしります。

特に爪の横の皮です。
昔からこまめにむしるのでもう分厚くなっています。

爪でぶちっとむしるんですが、ギザギザになってしまいそれもまた気になってしまうので。
最近は爪切りで綺麗にカットするようになりました。
腕や首筋なども必要以上にかきむしる場合がありますが、私は皮膚むしり症ではありません。

自分なりに昔からやっているので、やばいとは感じないからです。

例えば仕事中にむしって血だらけになったり、それによって人にあいつヤバいとか言われて病んだら皮膚むしり症です。

そういう行動によってやばいと感じてしまったら、その人は皮膚むしり症です。

精神疾患は、検査で明確に数値が出るものではないので。
そういう自覚があるかないかで 病気かどうかを判断します。

皮膚むしり症の治療

病気である以上、もちろん診断されたら治療します。

まずは皮膚を治して認知行動療法をします。

皮膚むしり症のことを知り、自分がそうであるという自覚を用いて行動の改善を図るというものですね。
ひどい場合は、投薬治療もあるそうです。
むしりたい衝動、つまりはストレスを抑える薬で行動の発生を防ぐ。

皮膚むしり症から見える精神疾患

このように。
自覚症状の有無と、医者の判断が精神疾患として病名を付けられるので。

ぶっちゃけ、世の中のほとんどの人は精神科に行けば何らかの病名をもらうと思います。
単純じゃないけれど。

例えば疑わしい症状に対してイエスorノーで答えたらかなりの人が当てはまると思います。

そういう診断をする人はいないと思いますが、蓋を開ければそんなもので。

だからたとえ病名を付けられたからと言って。
必要以上に怖がらなくても大丈夫、と言うことを伝えたいのです。

精神疾患はまさしく、病は気からです。

おわりに

精神疾患。
この言葉には、なんか不安感を感じます。

逮捕、と同じ感じで。
一度そうなったらもう二度と戻れないような。

だからこそ。

知っておく必要があります。

必要以上に怯えないために。

なんて。

なにがし。