あぁ、今年の夏は甲子園がない。
子どもたちの安全に関わるから。配慮したから。しょうがないというのか、なんと表現すれば良いのかは分からないけれど。
この夏の舞台を渇望して、ものすごい努力を積んできた子達は今何を思うか。
それだけが人ごとながら気がかりで。
その思いを少しでも汲んで、噛み砕くなり、満たせるように。
現場の先生方が伝えるべきことを伝えてくれていたらいいなぁ、と切に願います。
こういう。
自分の意思が及ばないところで、他ならない自分の運命が決まると言うのは。
ちょいちょいあって。いや、結構あって。
じゃあそうなった時に人は。
抵抗しようとしたり、ただ黙って運命を受け入れてその道を閉ざしたり。
切り替えて別の道を模索したり。 ただ声を上げてみたり。
色々やるのだと思います。
今回のケースは、高校球児たちにとってはとても大きな出来事で。
はっきり言って、大人の綺麗事みたいな言い分は向いていないと私は思っていて。
二十年に満たない歳の子たちの、それぞれが交わしたであろう約束とか、必死に流した汗とか。
その集大成の舞台がなくなったことは素直に、残念でならないと思います。
立ちたかったよなぁ。
バット振りたかったよなぁ。
声を出したかったよなぁ。
投げて、走って。
たくさんの人たちの汗が染み込んだその場所に、行きたかったろうなぁ。
その場所に立つことで、恩を返したかった人もいたんだろうなぁ。
そんな風に勝手に思うのです。
ただ、その事実を胸に。
今までの甲子園を目指した全ての高校球児が感じることのできなかった経験を胸に。
強く羽ばたいてほしいなと。
それだけを願います。
ちなみに本日から。
2020甲子園高校野球交流試合と言う名目で。
選抜出場予定の高校のみ、各高校一試合のみの日程で試合が行われています。
きっと、選手たちはたくさんの思いを背負ってグラウンドに立っているんじゃないかなと思います。
頑張れ、頑張れ。
なんて。
なにがし。