真面目に生きるって、なんなんだ。
今日はそんな話をまた書こうと思います。
第一弾もあります。
一番最後にリンクを貼っておきますので良かったらそちらもどうぞ。
正直者が馬鹿を見た話
大事なことは思ったよりも第一弾で書いてしまっていたので。
補足をしつつ、最近あったことをちょっと書いてみようかと思います。
第一弾の記事に書かれていることは、ざっくり書くと。
真面目に生きすぎると損をするよ、だからちゃんと自分のスタンスを持って、それならたまにはズルしてもいいんじゃない!?、ってことです。
で。
最近知り合いから。
会社の決まりを守ったら損をした、という話を聞きました。
ざっくり書くと。
本来、会社の経費で買ってはいけないものを多くの社員が勝手に買っていて。
これ経費で落としていいのか?と会計に確認したらダメと言われ。
それが必要だったその人は自腹を切る羽目になった、というものです。
その人以外はいまだに会社のお金で買っているそうで。
チクるほどでもないけれど、なんか納得はいかない。
そんなお話でした。
誰が考えた言葉か分かりませんが、
まさしく正直者が馬鹿を見る、といった話で。
私も、なんかやりきれない感覚に陥りました。
スタンスと心意気
こういう事実を受け止める時にスタンスが大事になってくるのかな、と思います。
不意に降りかかる理不尽に対して、何をもってどう受け止めるか、です。
知り合いを仮に、Aさんとしましょう。
Aさんが取れた行動はいくつかあります。
①経費で買って良いかだけ確認して会計に決めてもらう
②みんな経費で買っていると会計に告げた上で決めてもらう
③みんなと同じように黙って経費で買う
他にも色々ありますが、とりあえずこの三つにします。
①経費で買って良いかだけ確認して会計に決めてもらう
①が今回Aさんが取った行動です。
愚直なまでの、正直者スタンス。
みんなやってるけど、悪いことだよねと思いつつ。
それをそのまま自分もやることには抵抗がある。
だから然るべき人にお伺いをたてる。
はっきり言って一番損をするタイプです。
これを選ぶならもう。
損する前提で選ばなければ間違いなく後悔します。
②みんな経費で買っていると会計に告げた上で決めてもらう
②は損得両方タイプです。
出来るだけ損はしたくない、でもこっそりも選べない。
みんなも買ってるという大義名分をもって自分の得を狙い、かつ正直に会計に言うという予防線も張る。
一見攻守に優れるようですが、いろんな人を巻き込んで一番面倒になるかもしれません。
なので。
どういうスタンスを取るかがちょっと難しいです。
会計にごねられたら、みんなやってるじゃないかと言い合いになります。
あなたも含めて金輪際は全員禁止です、と言われたら多くの人から顰蹙を買うでしょう。
そんな時にそれが正しいだろうと主張する覚悟も求められるかもしれませんね。
③みんなと同じように黙って経費で買う
③はもう、面倒なことを抜きにして得のみを狙いにいくタイプです。
今回のケースではみんながすでにやっている状態なので、
いわゆる赤信号みんなで渡れば怖くないみたいな話で。
正直得をする可能性が一番高いです。
ただ、誰もやっていないことでこう言うことをするのはリスクが高く。
失敗することを込みで考える方がもしもの時に良いかな、と思います。
大事なのは、自分が納得できるのか
やっぱり最後はここに尽きるのかな、と思います。
犯罪行為を除けば。
何が正しいのか、悪なのかは個人の主観に基づいているので。
そんな曖昧なものに振り回されてもしょうがない。
だから、自分が納得できることを選ぶべきことだと思います。
今回のケースで言えば、Aさんは。
正直に言って、結果損をしました。
損をしたことが納得いかないならば、
みんなやってることを会計に告げて抵抗するか、納得できないことを忘れるまで待つか、自分の行動に納得するか。
今はそれしかできません。
①の方法は正直ではあるけれど、良いか悪いかは別問題です。
という結論になります。
物事は、良いか悪いかではなく。
納得できるかできないか。
そんな風に考えることが大事なのかなぁと思います。
おわりに
ここまで書いておいて、 こんな主張をするのが良いか悪いか私は分かりません。
実際の出来事はもっともっと複雑で。
単純に選びたくても選べないこともあるかと思います。
自分が納得するかどうかで他人の不利益を見ないふり、なんてこともあるでしょう。
良し悪しは個人の感性ですが、大体の人が良いとする多数決的なケースもあります。
納得するかどうかも、やってみないと分からないことばかりです。
だから、難しい。
ひとつ言えるのは、
結局、経験して知るしかない。
自分のことも、他人のことも。
そんな感じで緩く締めたいと思います。
なにがし。