病んでる系カウンセラーのブログ

カウンセラー(アマチュア)視点で書くゆるゆる日記

カウンセラーの極意、無知の姿勢を語る。

f:id:tpippi:20200901184651j:plain 今回は、カウンセラーの極意、無知の姿勢についてご紹介したいと思います。

これを理解すると。
人の話を聴くのが上達し、知識が間違いなく増えます。 コミュニケーションにおいて、私はかなり大事な考え方だと思っています。

無知の姿勢をお勧めする理由

読書や経験によって見識を深めるのと一緒で。
人の話を聴くことは、自分が持っていない考え方に触れる重要な機会だからです。
それが上手となれば、本を読むのが上手とか、経験からモノを得るのが上手ということと等しい。

そんな風に思います。

カウンセラー的なテクニックといえど、それは一つの目的でしかなく。
実はそれに連なる良い効果がいくつもある、ということです。

今日の話はそういった意味では、コミュニケーション能力と自分を高める効果の両方が得られると思います。

もちろん、言われなくても知ってたよと思う人もいるかと思います。
なんとなくそうかな、と思っていた人もいるかもしれません。 そういう人はおさらいがてら、読んでみてください。

カウンセラーが使う無知の姿勢とは

概要、実例、効果の三つのステップで説明したいと思います。

無知の姿勢の概要

何となく言葉だけ聞くと。

人が言ったことをあたかも初めて聞いたように対応すること、なんて風に思いがちですが違います。

それはそれでお手軽にできるコミュニケーションではあります。
カウンセラー界隈では、はっきり言ってただの嘘なので割とご法度です。

無知の姿勢とは相手がどう感じているかを知ろうとすることです。

すなわちここで言う無知とは。

ある事柄について相手がどう考えているか、ということに対しての無知なのです。

これを汲み取る、知ろうとする姿勢のことを。

カウンセラー界隈では無知の姿勢(無条件の肯定的配慮)なんて呼び方をします。

無知の姿勢の例

例えば、相手と自分がいたとして。

共通の知り合いであるAさんの話をするとしましょう。

どんな関係性であれ、AさんはAさんです。そこに認識の違いはありません。

しかし、それぞれがAさんに対して抱く思いはきっと多少なりとも違います。

相手がAさんに抱いている思いや考え方は、聞くまで分かりません。
つまりその情報を耳にするまでは、相手にとってのAさんという存在は自分にとっては無知

そこを捉え、共有しましょうということですね。

効果

大切なのは、相手がその物事をどう捉えているかを知ろうとする姿勢。
仮に自分がそのように相手にされたらどう思うでしょうか。

それが最も分かりやすい効果の説明かと思います。

誰しも友人、家族、恋人関係にあたる人のいずれかの関係性のある人がいることでしょう。
その中で果たして。
あなたが物事をどう捉えるかというところまで共有し、気にかけ、分かち合おうとする人がどれだけいるか。

それを基本的な態度として持ち合わせる人は、どれだけいるか。

そこを考えただけでも。
きっと、この考え方の価値が伝わるんじゃないかな、と思います。

おわりに

いかがでしょうか。

物事を多角的に捉えることは大事ですが。
目の前の人がその物事についてどう思っているか、という点をピンポイントで捉えることは。

意外と見落としがちなのかなぁと個人的には思います。

そしてその気持ち、考え方、興味、姿勢が。
相手だけが持っていたものを自分の心にスッと同化させるような。
そんな効果を生むのかなぁと思います。

こんなことも何かの足しになるかもしれませんよ。

なんて。

なにがし。