思いを馳せるという行為がありますね。
自分以外の何かに思いを巡らせる、そんな意味合いで使われます。
これは、私は面白いなぁと思っています。
なぜかと言うと。
閃きや、自分の感性って。
何かに思いを馳せなければ見えてこない部分があると思っているからです。
ただ目に映ったものを脳で認識して。
これは誰々さんだ、とか。
これは石だ、とか。
これは空だ、とか。
見えない何かが、実はあったりするのに。
ただ表面だけサラッとすくって終わりでは私はもったいないなぁと感じるんです。
だから、思いを馳せる。
この石はどこから来たのだろう。
工事業者のダンプから落ちたのだとしたら。
どこの山から来て、そしてここからどこに行くんだろうか。
人の通る方向に合わせて蹴られて転がって。
あの辺の草むらで。
十年、二十年。もっと長い期間、そこにあり続けるのだろうか。
いやいや、台風が来ればあっちまで転がるかもしれない。
そしたら通学路だから、子どもがそれをあの辺に投げて。
そしたら。
なんて。
まだまだ書けるけれど気持ち悪いのでこの辺でやめておきます。
そんなことを考えると。
不意に、物事の見えていなかった部分を感じることがあります。
自分の頭の中にあるだけでは、使えなかったものが見えてくる。形になる。
ちょうど、パズルのピースがはまるように。
なんてことのない物だとしてもたった一つの気付きで、世界は変わる。
そこからなんだかものすごい大事なことに気付くかもしれませんよね。
なんて。
そんなことを今日は、書きたいと思いました。
なにがし。