場数を踏む、なんて言葉がありますね。
一般的にはその経験を何度も繰り返して、臨機応変に対応できるようになる、みたいな意味合いで。
こういうことでしか切り開けない道は多い、と私は思います。
繰り返すということの大切さはこの通りで。
どれだけのことに慣れているのか、場数を踏んできたのかというところが。
その人が持つポテンシャルや能力のそれなりに大きな要素になっていると私は思います。
極端な話。
朝、決まった時間に起きることだって場数だと思います。
歳をとると早起き、なんて言ったりしますが。
年配の方で寝坊する人と私は会ったことがありません。
それだって様々な状況で寝て、決まった時間に起きるという行動を何度も繰り返した経験、つまり場数を踏んだからだと思います。
女性であれば化粧もするでしょう。
朝の髪のセットも、男性の髭剃りもそうです。
朝の行動は特に。
今日は肌の感じが良くないからこうしようとか。
今日は一段と寝癖が酷いからこうしようとか。
少し寝坊して時間がないからこうしようとか。
同じ事柄でも、様々な状況を経験するがゆえに臨機応変に対応できるようになるわけですね。
で。 それは、嫌なことだって一緒です。
全てが全てそうとも思いませんが、ある程度は慣れます。
上司にこっぴどく叱られることだって、毎日ならば諦めもつくでしょう。人によっては反論が出来るようになるかもしれません。
叱られている最中に今日の晩御飯の献立を考えることだって出来るようになるかもしれません。
これも場数です。
こういうものも含めて、何事も場数を踏んでからベテランになる。
ベテランとか新米って言葉は、何も仕事に限った話じゃないと私は思います。
見落としがちではありますが、こういう日常の行動ひとつ取っても。
考え方によっては、場数を踏んでいるかどうかの違いがある。
だから。
全ての経験を場数に、そして学びにしていきましょう。
私はそう考えます。
なんて。
なにがし。