病んでる系カウンセラーのブログ

カウンセラー(アマチュア)視点で書くゆるゆる日記

防衛機制の一つ、分離を語る。

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私は元々、花粉症なのですが。
ここ最近は目が痒くなる程度に落ち着いていました。

しかし、今年の秋はなにやらひどいようで。
久しぶりの鼻水ズルズルと戦っております。

秋はブタクサやヨモギの花粉。
植物が悪いわけではないのですが、中々困ったものです。

花粉によるアレルギーは、体の過剰な防御反応と言われます。

そんなこんなで今日は久しぶりに、心の防御機能である防衛機制について書こうと思います。

知りましょう。
嫌なことがあっても常に笑っている人、いませんか?

防衛機制とは

怪我をした皮膚を治す為に、人の体には自動的にかさぶたができます。
これは、心も同じです。

しかし実体の無い心にはかさぶたができません。

代わりに、様々な行動によって傷ついた心を保護する働きがあります。

それが防衛機制と呼ばれるものです。

分離とは

今日は数ある防衛機制の一つ。
分離の話をします。

これは、ざっくり書くと心と体を切り離すことによって心を守ろうとする働きです。

実際は。

  • 嫌なことがあっても楽しそうに笑っている
  • 自分が経験した恐ろしい出来事を冷静に淡々と話す

このように行動と感情がかみ合っていないように見えるのが分離です。

なので。

いつも冷静な人、
いつもヘラヘラと笑っている人、

そんな人が実は。

心に大きな傷を抱えていたりする、ということですね。

解離

他にも、解離というものがあります。

解離性健忘(精神的なショックを受けて一時的に記憶を失う)
解離性遁走(精神的なショックを受けて、記憶を失い、その場から逃げ出す)
解離性昏迷(精神的なショックを受けて、外界からの刺激に対しての反応が希薄になる)
離人症(自分が自分である、という認識を失う)

などが有名です。

www.nanigashimental.work

切り離すどころか、一旦忘れるレベル、意識すら手放す場合があります。

これらも、心を守るための無意識的な働きです。

まとめ

解離は、おまけ的な話でした。

分離については、けっこう身近にあります。

他人については分からずとも、少なくとも自分のことは分かるはずです。

あぁ、すごい苦しいはずなのに今無理して笑っているな、とか。
ショックを受けたのになんだか冷静だな、とか。

そういうものを感じたら、心の防衛機能が働いている証拠です。

取り返しがつかなくなる前に、休みましょう。無理してでも。

おわりに

いかがでしょうか。

知っていてもそんなに役立つわけではありませんが、知っておけたなら良い知識だと思います。

心と人のこと。

他ならない自分の体、大切な人の体ですから。

なんて。

なにがし。