私は。
生きる理由なんていらない、そう思います。
求めるから苦しくなる。
それでも。
たまに、少しぐらいはあってもいいんじゃないかなと思うこともあります。
それを強く求めるが故に味わう苦しみもあるんですが。
お金があって。
たくさんの友人がいて。
愛する家族があって。
そういうものを求めることはとっても素敵だし。
それを守ろうとすることが強く在り続けるために必要なこともある。
だから。
こう、なんていうんですかね。
そういう人はそれでいいと思うし、そうじゃないならそれを強く求めないこともありかと思うのです。
いま私には。
身近なところにそういうものは、あまりないけれど。
遠いところに、私の大切にしたいものがあって。
そのために大したこともできないのだけれど。
そういう本当に小さな小さな引っかかりにひたすら指を掛けて。
命を紡いでいるような気がします。
いつか。
もっと大切なものに出会うかもしれないし、この引っかかりを簡単に失うかもしれないし。
もしかしたら共に支え合い生きる糧にもなるかもしれない。
でも。
そのままでも、いいとも思うのです。
小さくても、か細くても。
どんな形をしていても。
形そのものがなかったとしても。
ほんの、数十年。
人の心を繋ぎうる関わりであれば、それはもう至高のものであると。
そんな風に思います。
なんて。
なにがし。