私は、基本的に運命などといった類の話は信じていません。
やったことが帰ってきたり。
曖昧なものを手繰り寄せるのは基本的に人の力で。
それ以上でも、それ以下でもない。
そんな風に思っています。
しかし、時に。
そういうものってもしかしたら本当にあるのかな?
なんて思う時があります。
それは。
大切なものを失くしてしまった時です。
時々。
もの凄い偶然で手元に戻ってくる時があります。
落としてしまった大切なものを何年も経ってから見つけたり。
もう戻ってこないだろうというものが、誰かの手によって自分のもとに届けられたり。
そういう話を聞くたびに。
人は、失くすものは失くすけれど、失くさないものは何かしらの形で手元に戻ってくるのかもしれない。
失くさない努力ももちろん大事だけれど。
絆というか、何かを大切にする気持ちはかけがえなく、この上ない大事なことかもしれないと。
失くした大切なものが手元に戻ってきた知人の話を聞いて思いました。
世の中。
まだまだ知らない事だらけで。
私が書いたこういうことも、単なる偶然でしかないのかもしれないけれど。
そう思うことで大切にできる何かが生まれるならば、それはきっといいことなんじゃないかな。
なんて、思った日でした。
なにがし。