苦しい時は、逃げても良いんです。
しかし、逃げるだけではいけない、と私は考えます。
仕事がつらいから転職しよう。
人間関係がつらいから逃げよう。
そんな選択も決して悪くはありません。
しかし、一度立ち止まって考えてほしい点があります。
今日は病んでる時の決断について、書いていきます。
病んでる時の決断は危険
まず、病んでる時の決断はリスクが高いということを覚えておきましょう。
病んでいる時点で、正常な判断ができていない可能性が高いのです。
そもそも、病んでいる時点で判断基準も変わるのですから。
特に転職など、人生に及ぼす影響が大きいものは要注意です。
収入が減り、転職活動もエネルギーとお金がかかり、新しい職場に恵まれるのだって運次第です。
やるなとは言いません。
ただ、リスクが高いことだけは間違いなく認識しておきましょう。
環境を変えるならば、覚悟を持って決断する必要があると言えます。
昔書いたものですが、こちらの記事も参考になれば幸いです。 www.nanigashimental.work
結局、自分のメンタル次第な件
そして。
ものすごく大事なのがこれなんですよ。
結局、自分のメンタル次第、ということです。
今の環境がとても苦しいから離れたい。
その気持ちは痛いほど分かるつもりです。
離れることで解消されるものも当然ながら、あります。
しかし、しかしです。
その場から離れた後も人生は続くんです。
逃げた先で、もっとひどいことをしてくる人がいたらどうしますか？
これは否定できない事実です。
もちろん、逆もまた然りです。
なんで早く逃げなかったんだろう、そんな風に思うこともまた否定できません。
はっきり言って、ギャンブルです。
なのでどちらを選ぶこともきっと不正解ではありません。
ただ。
間違いなくこちらの分が悪いです。
ダメならまた転職すれば良い、という考えも悪くはありません。
しかし、学歴や資格がなければ転職を重ねるほど社会的に不利な状況に立たされるのは明白です。
新天地は心地の良い気分もありますが、そうは言っても新入りですしね。
ひとつ、こんな考え方があります。
例えば仲の良い友人がいたとします。
いくら仲が良くても、言われた言葉に腹を立てることってありますよね。
それは自分を取り巻く環境も一緒です。
良い時もあれば悪い時もある。
どれだけ良くても、うまくいかない時がある。
決して、我慢しろと言いたいわけではありません。
今いる環境が最悪と思えば思うほど、それ以外が素晴らしいものだと錯覚することがあるんです。
その気持ちで決断をしてしまうと何かあった時に心が折れかねません。
だから、良い時も悪い時もあって、逃げたからそれで解決とはならないんだ、ということを頭の片隅に入れておいていただきたいのです。
結論
どんな行動をするにせよ、それなりの覚悟は必要。
決断の前に、自分と向き合うことが大事。
おわりに
私自身、転職を決断した人間として。
その時点での正解なんて分からないものだという体感はあります。
いくら考えようと、自分と向き合おうと、どれだけ悩んだとしても結局はやってみなければ分かりません。
最後にこんなことを書くのはずるいかもしれませんが、それは事実です。
しかし、強い覚悟だけは左右されるものではありません。
想定以上につらいと感じることもあるかもしれませんが、それはどの道を選んでも一緒です。
少なくとも、強い気持ちと覚悟をもって決断はするべきだと私は思います。
苦しいから、逃げるのはいい。
しかし逃げたなら、与えられるのを待つだけの存在ではいけない。
なにがし。
