距離感の近い人ほど、その関係性にヒビが入った時に。
すんなりもとの仲に戻るか、二度と戻らないか。
極端な結果になってしまうものです。
可愛さ余って憎さ100倍、なんて言葉もあるように。
だから私は、なんだか人と深い仲になるのがとても怖いと思ってしまいます。
自分に余裕がないからこそ。
もちろん、望んでやるわけじゃないけれど。
今まで生きてきた中でダントツに今。
私は、自分のために簡単に人を裏切るだろう。
自分の手で守れる範囲が極限まで狭まって、
さらには自分すら満足に守れないのだから。
悔しいけれど。
申し訳ないけれど。
何かあったら、私のために死んでくれ。
そう、私は私の大切な人に対して思うだろうなと、思います。
きっと、思うだけじゃない。その言葉通りの行動が選べるなら、選びます。
我ながら情けない話だけれど。
世の中を知るというのはこういうこと、なんだろうなぁと。
別に、決していい変化じゃないのかもしれないけれど。
そんな風に実感しています。
人は、変わる。
根っこのところは変わらないかもしれませんが。
自分がその立場になって、本当にそんな風に思うのです。
きっと、誰かが生きるために自分が不利益を被ることも、なんとも思いません。
私の身の回りは、幸か不幸か、そういう正直な人で溢れています。
願わくば、他人を犠牲にしなくてはならないことが来ないことを祈って。
人のために生きたい気持ちと相反する思いを、正直に。切実に。
なにがし。