音楽は、時を刻むもの。
私はそう考えたりします。
もちろん、他にもたくさん、人の数以上に音楽の捉え方はあります。
歌詞に共感したり、旋律に思いを馳せたり、演奏者や作曲者の歴史に惹かれる人もいるでしょう。
私の自身も音楽のジャンルや、時と場合によって捉え方は変わります。
その中で、「自分の時を刻んでくれるもの」としての捉え方をする時が多いんです。
時間を感じる方法は数多くあります。
たとえばそれは時計を眺めたり、
砂時計がさらさらと落ちる様だったり、
水平線に沈む夕日や、波打つ海を眺めるのと似ています。
私は、音楽を聴いている時に、それと同じ感覚になります。
本来は自分自身の感覚でしか捉えられない時間や感性を、
自分以外の誰かが奏でた音色や声、そのリズムに委ねる。
その感覚が心地よくて、私は音楽とともに生きていきたいのです。
瞑想であれ、マインドフルネスであれ。
自分以外のものに感性を委ねることはとても大切なことで。
古来から、人とともにあった音楽のリラックス効果に疑う余地はありません。
今はもう、プレイヤーからは遠ざかってしまったけれど。
あぁ、生の音が恋しいなぁ。
なんて。
なにがし。