人にはだいたい「得意、不得意」があります。
今日は、相補性の原理について書きたいと思います。
相補性の原理を知ることで、人との親密度が上がります。
ある程度付き合ったカップル。
それなりに慣れた上司、部下、同僚の関係性。
そんな関係性の中で、親密度を上げるテクニックとして。
マイナーですが、相補性の原理が役立ちます。
相補性の原理とは
ある程度の期間付き合い、親密度が上がった関係性の中で。
お互いに足りない部分を補い合うような関係性になることを相補性の原理と呼びます。
なんとなく、経験がある人もいるのではないでしょうか。
「あの人はこういう人だから、これは私がやってあげよう」
なんて行動をとったこと。
その状態が、相補性の原理が働いている状態と言えます。
なくてはならない関係性
そういう関係性になると。
「この人でなければならない」
「この人がいい」
そう感じるようになります。
お互い、かゆいところに手が届くようになればなるほど。
相手はその人でなければならないと感じるのです。
その状態ならば、関係性が深まっていくということにも納得できるのではないでしょうか。
相補性の実例
相補性の原理が深まるような関係性はどんなものがあるでしょうか。
少し考えてみました。
内向的な人と、外交的な人。
仕事がとにかく早い人、早くはないが丁寧な人。
突き進む人、周りを見渡せる人
怒りっぽい人、冷静な人
体を動かして働くのが得意な人、パソコンや事務仕事が得意な人
相補性における注意点
最後に、ちょっと注意点がひとつあります。
この知識をつけたからといって、
そんなに仲良くない人の苦手な分野をいきなり自分がやろうとしてはいけません。
この原理が働くのは、ある程度の信頼があってこそです。
そうでなければ、うまくいくことはないとまでは言いませんが、
相手を不快にさせてしまう恐れがあるので注意が必要です。
まずはコミュニケーションが何よりも大切、ということですね。
焦ることなく関係性を構築していきましょう。
まとめ
他人との親密度を上げる方法として相補性の原理を活用することは非常に有効です。
ただし、ある程度の信頼関係を築いてから、ということは忘れてはいけません。
おわりに
久しぶりにちゃんとメンタルな話を書きました。
小難しそうに書いていますが、実際は誰もがなんとなく経験で分かっていることだと思います。
人間関係は、大切です。
その人間関係を構築する手助けになれれば、幸いです。
なにがし。