今日は、少し真面目なメンタル記事です。
SVR理論について、書きます。 横文字で難しそうと感じるかもしれませんが、要するに。
「人間関係が深まる過程」を明確にした理論と言えます。
これを知っておくと。
人間関係の深め方がシンプルに理解できます。
よって。
職場やプライベートでの人間関係。
友人関係。
家族関係。
全ての「人間関係」の構築に役立てることができるかと思います。
SVR理論とは
SVR理論とは、S (刺激)、V (価値観)、R (役割)の三段階で
人間関係は深まっていくという考え方です。
S (刺激)
Sは刺激です。主に視覚的な情報がメイン。
- 単純に好みの顔立ちをしている
- 見た目に清潔感があり、好印象
- 声や表情、感情の表し方が好み
などなど。
「人は見た目が9割」という言葉にもあるように、
人関係の構築は、視覚的な情報から始まると言われています。
V (価値観)
Vは価値観。これは、コミュニケーションによるものです。
同じ趣味を持っていたり、同じ思想を持っていたり。
価値観を共有することで人間関係は深まっていきます。
営業マンのテクニックで世間話から信頼を構築していく、なんて技がありますが。
それも同じです。
互いの価値観を晒し、共有する。
そうして段々と、人間関係は深まっていくということですね。
R (役割)
そして、最後のRは役割です。
互いに視覚的に慣れ、価値観を共有した後。
最後に共有するのがこの役割ですね。
仕事におけるパートナーならば、相手に求める役割があるはずです。
それをこなすこと。
仮に夫婦ならば、それぞれのパートナーに求めることもありますよね。
それをこなすことで、人間関係の構築は完了します。
従って。
例えば夫婦という関係性であれば。
見た目とか、価値観どうのよりも。
相手の求めることができないことが原因として大きくなると思います。
それによって「失望」され、人間関係がダメになる(=離婚)、
なんてことにもなりかねないのです。
人間関係の最後の段階は「役割」であること。
それを認識することが大切だと言えるのです。
人間関係構築のコツ
最後に、人間関係の構築のコツをお伝えします。
大事なのは、SVRの順番を理解しておくこと。 そして自分と相手の関係性がどの段階にあるか?を知ることです。
面接を例に挙げると分かりやすいかと思います。
主に初対面から始まる面接は、 まず見た目が大事です。
見た目が及第点ならば、次は価値観で納得させる。
自分はこんな人間なんですと伝えるのです。
そして最後に、面接官が求める役割をこなせることを証明します。
自分が御社に就職したら、こんなことができますよ、と。
もちろん、人間関係は面接ほど短時間で成熟するものではないですけど。
先ほど夫婦の例を出しましたが、
何年も付き合いのある人に、見た目でアピールしても効果が薄いわけです。
それよりも、内面。
相手の求める役割をこなすことが大切です。
SVRの順番を意識してコミュニケーションを取るのが最も効果的だと考えられます。
是非とも、機会があれば試してみてください。