人の行動は、全て学習で成り立つ。
という考えがあります。
過去の経験をもとに学習し、それをもとに行動するわけですね。
だから、
どんな経験から何を学び、どう行動していくか?
それが人生においてとても大切だということです。
例えば。
無理なダイエット。
我慢して食べない(行動)→痩せる(経験)→理想へ近づく(学び)→我慢して食べない(行動)
これを繰り返すことによって痩せることは痩せるかもしれませんが、
過度な断食によるダイエットは拒食症や栄養失調を引き起こすことがあります。
どこかで、経験に基づく考え方を改めなければならないのです。
こう言ったことはいくらでもあって。
・万引きをしてしまった(行動)→バレずに安堵(経験)→お金を払わずに手に入れる喜びを知る(学び)→万引き(行動)
・上司に叱られる(経験)→逆ギレをしてしまう(行動)→上司が大人しくなる(学び)→叱られるとすぐに逆ギレをする(行動)
・仮病で仕事や学校を休む(行動)→意外と簡単に休める(学び)→仮病を使う(行動)
・他者に親切をする(行動)→感謝されると嬉しい(学び)→親切をする(行動)
などなど。
「経験に基づいた学び」を正しくすれば、良いことももちろんあります。
しかし、誤った学びを挟んでしまうことで行動は悪い方向へエスカレートしてしまうのです。
これは、言葉で読めば当たり前だと思うかもしれません。
しかし。
気づかずに「悪いサイクル」に入っていることは珍しくないのです。
自分が何をどう感じるかなんて、コントロールするのは難しいんですから。
意識しなければ、到底不可能なんですから。
そしてそれは放置すればするほど、
繰り返せば繰り返すほど、
学びは深まって行きます。
どこかで、自分で気づくか。
誰かに諭されるか。
それだけなんです。
全ては、自分自身の人生。
向き合っていきましょう。