「学校の勉強って、社会に出ても使わないじゃん」
先日、こんな言葉を耳にしました。
恥ずかしながら私も、そんなことを考えていた時期もあります。
確かに、三角関数や理科の化学式など。
そういった専門職でない限りは使わないものもあるかもしれません。
しかし私は。
学校で勉強することの本質はそこじゃない、と思っています。
「勉強」とはつまり、学ぶこと。
「知らないことを頭に叩き込み、使いこなす」行為だと言えます。
これは社会において、とても大切なスキル。
どんな会社に入ろうと、
その会社のルールがあり、やり方があります。
これを「学ぶ」ことが社会人にとっての基本だからです。
そして、生き方も同じ。
会社うんぬんに関わらず、人生には困難が付き物。
その困難を乗り越えるために、「学ぶ」ことが必要です。
大事なのは、 「勉強の内容」ではなく。 「学ぶ」という行為そのもの。
そのために「学校の勉強」はとても大切なことなのです。
賢い人は、壁にぶち当たった時に嘆くよりも、
「どうしたらこの問題を解決できるか?」を即座に考える人の割合が多いです。
これもまた正直に言うと。
「勉強」という経験の中で研ぎ澄まされた「問題解決力」の成せる技だと思っています。
わからないことを学ぶことは、
時に雲をつかむような難しさと、苦痛を伴います。
しかし。
その経験こそが「努力の才能」を伸ばすのだと。
学生時代にちゃんと勉強してこなかった私は、思うのです。
もちろん。
大人になってからでもなんとか取り戻せます。
ただ、学生時代のように勉強に使える時間は、多くありません。
時が戻るなら、中学校くらいからやり直したいですね。
……なんて。