今日はマクガイアの接種理論のお話です。
いかにも難しそうな話ですが、できるだけ簡単に書きます。
結論から書くと、 人は批判を恐れるものですが、その批判にこそ、強くなるためのヒントがあるということです。
人は「当たり前」を否定されると困る
人は「当たり前」だと思っていることに反論や否定をされると、
思考が止まってしまうという習性があるものだとされています。
例えば。
太陽って本当は存在してないらしいよ?
って言われたらどうでしょうか。
なんか理解できなくないですか?
太陽はいつも宇宙にありますよね。
誰もが見ているものですし、当たり前に存在しています。
しかしそれを否定されると、「えっ理解不能」となるわけです。
マクガイアの接種理論とは
当たり前だと思っている物事でも、
それを否定されたり批判された経験があると、理解不能の状況に陥らないのです。
これを接種理論といい、マクガイアさんという人が提唱しました。
マクガイアの接種理論とは、要するにワクチンみたいなものです。
世の中のマーケティングでは結構使われているもので、
例えば書籍なんかでも、
〇〇したいなら、〇〇をやめろ!
みたいなタイトルの本を見たことはないでしょうか。
当たり前のことを否定されることで人は理解が追いつかず、なんだか中身が気になって購入に至る、といった感じです。
批判や否定を無駄にしてはいけない
批判慣れ、否定慣れをしていると、物事に対する理解が早くなるということです。
面白くない、ムカつくと言って批判されたことをそのままにしておくのは勿体無いのです。
本当はその場で反論するのが良い方法とされていますが、
なかなかそれもできない場合があると思うので、私はそういう場合、後で考え直すことにしています。
なぜ自分は批判、否定されたのか
どうしたらこうならなかったのか
他にどう考えればいいのか
相手はどんな気持ちでその言葉を言ったのか
などなど。
心の中で考え直してみるといいでしょう。 誰かに否定される前に、自分の心の中であえて否定してみるのも面白いかもしれません。
いずれにせよ、自分が正しいと思っていることを一度否定する。
そんな癖をつけておくと、もしもの時に頭の回転が良くなったり、
別の視点を見出せたりする、ということです。
おわりに
さて。
今日はちょっと難しい感じの話でした。
結局、何事も段取り八分なのですよ。
準備しておくに越したことはないので、
ぜひお時間がある時にでも、自問自答してみてください。