今日は、「感覚」の話をしたいと思います。
人の感覚って、変わらないようでいてよく変わるものです。
なぜなら、経験によってあらゆるものの感じ方は変わるから。
だから。
人生、簡単に諦めちゃいけないよ、と。
そんなふうに私は思うのです。
感覚と経験
あなたは、嫌いな食べ物を克服した経験はあるでしょうか?
感覚が変わることを伝えるためには、とても良い例かと思います。
……私は、子どもの頃からナスが苦手でした。
どうしても食感と味が好きになれなかった。
これは個人的に感じる、味覚と触覚の不快感なのでどうしようもありません。
ある日。
法事か何かだったかと思います。
大きな仕出しのお弁当で、ナスの天ぷらが出てきました。
私はもちろん食べずに、家に持ち帰ることにしました。
その夜のことです。
妙にお腹が空いて、目が覚めてしまいました。
何を思ったのか、キッチンにあったナスの天ぷらをパクリ。
「……意外とイケるかも」
それからナスの天ぷらを食べるようになりました。
空腹だったからなのか。
深夜に揚げ物という背徳感なのか。
大人になって、味覚が変化したのか。
原因は定かではありません。
しかし感覚が変わるきっかけは、こんな些細なものなんです。
感覚は、人生を変える
感覚が変わるということは、人生だって変わります。
難しい根拠まではわかりませんが、
仮に、
全ての感覚は、変わりうる
と仮定したらどうでしょうか。
これはとんでもないことだとは思いませんか?
誰しも苦手なものや嫌いなものはあるのに、
それが苦手じゃなくなる。
しかもそれは難しいことじゃなくて。
ほんの些細なきっかけでも変わりうるとしたら。
もはや可能性は無限大だと思いませんか?
だから、何事も諦めちゃいけないんです。
人生、どうしたって変えられないことなんて、
そんなに多くないんですから。
なんて。