今日はすこし、昔話から。
私は昔、関東圏に住んでいたんですよ。
昔と言っても、今から数年前までです。
高校を出てから関東圏での生活。
当然、電車のある生活は初めて。
駅にいると、
「人身事故のための遅れ」
というアナウンスがよくあったのですが、
私は正直、なんのことだかわかりませんでした。
今思えば、よく考えればなんとなくわかることですが、
線路に荷物を落としたとか、
乗り降りの際にドアに挟まったとか。
そんなことを人身事故と呼ぶのだと、当時の私は認識していたのです。
だって。思わないじゃないですか。
そんなことが毎日のように起きているなんて。
それもまさか、自分が使っている路線で、とか。
私は事実を知って、とても信じられなかったのを覚えています。
(全ての人身事故が自死に関わるものでもありませんが)
しかし、身近にありすぎて、いつしか慣れました。
自分が予定通りに目的地につけないことに、怒りすら覚えたこともあります。
もちろん、それがおかしいだとか、冷たいとか。
そういうことを言いたいのではありません。
どこかこう、人の「慣れ」の感覚を。
どうなんかなぁ、と思った次第です。
これは今の、戦争に対するニュースと同じです。
事実をどう感じ、どう生きていくのか。
昨今のニュースを見て、 そんなことを考えるきっかけにすべきだなぁ。と。
そんなことを思いました。