「親の心、子知らず」
今日はそんな言葉についてのお話です。
この言葉はですね、私はあまり好きではありません。
なぜなら。
親御さんがこの言葉を発する時って、大体。
「子の心、親知らず」 でもあるから。
一方的に親側の心を悟れと言っているに等しいのだから。
子どもが何を抱えているかに対して、全く触れようとしていない言葉だから。
誰も幸せにはなれない。
だからあまり好きではないのです。
うん。
昔からある言葉は、すごく考えられた味わい深いものが多いはず。
しかしこの言葉に関しては、何だかなぁ……と思わざるを得ません。
(仮に何か深い意味が他にあるなら、私はまだ未熟で、それを感じ取れない)
心穏やかに生きるためには、
心と心の行き違いというやつはどうしても、
大きな壁になり得るものです。
ともに行くならば、その壁を乗り越えなくてはならないし。
それが無理ならば、物理的に離れるしかない。
いずれにせよ。
少なくとも圧倒的強者でなければ、
他者への尊重を忘れたらいいことはありません。
なんていうのでしょう。
ままならないものだな、と。
そんなことを感じた今日でした。