「初心忘れるべからず」
という言葉が存在するのは、
人が、
どうしても初心を忘れてしまいがちな生き物だからです。
世阿弥という方が残した言葉だそうですが、
初心って忘れちゃダメよね……と。
何かしらのご経験があったからこそ生まれた言葉なのでしょう。
なんていうのでしょうね。
人って、自分の変化には気づきにくい割に、
他者の変化に敏感な場合があります。
だから、
自分ではわかりづらく、
かつ他人には見えやすい。
そういうところだからこそ。
気をつけなきゃいけない。
ただ、もちろん。
他者の目ばかり気にしたっていいこともありません。
最後は結局、バランスとか調和、という話になります。
自分の経験をもとに、
答えを見出しなさい、
考えなさい、ということです。
初心忘れるべからず。
これは単に、
初志貫徹せい!ってことじゃない。
そんな風に私は思うのです。