人の世って、どんどん巡っていくじゃないですか。
赤ちゃんとして生まれ、
少しずつ成長し、
大人になっては矢面に立ち、
そして少しずつ老いて、
次の世代を育て、
最後はすべてを託して、この世を去る。
この流れは、
全人類共通の話なんですよね。
自分もいつか。
誰かのための、礎となるわけです。
先頭から降りて、他者に面倒を見てもらうわけです。
ね。
そんな当たり前の話を、
私たちはずっとずっと続けてきたわけなんですよね。
だから。
まぁ。
考え方は人それぞれですけども。
自分の持っている知識や経験を、
どっかで誰かに渡すタイミングがやってくるのです。
それは自分の子どもだったり、
会社の部下や後輩だったりするのでしょう。
何が言いたいかというとですね。
ある程度の地位や、年齢になったら。
そういうことをちゃんと考えるべきじゃないか、と思うのです。
私は。
それをせずにいつまでも。
「自分がいなきゃいけない」という環境を守ろうとしてしまうとですね。
本当に突き抜けた人以外は、
だいたい顰蹙を買うことになります。
いつしか。
誰も何も言ってくれなくなって、
本当にこう。
せっかく積み上げてきた頑張りが、
恨み節になって返ってきてしまうんですよ。
いい塩梅で。
次を育てる、譲り渡す。
そういうことって本当に大事だなって、
そんなことを思った今日でした。