申し訳ないですが、今回、私は怒りを吐き出したいと思います。
それは。
甲子園に関するニュースです。
ちょっと前の。
はい。
21日に行われた甲子園準決勝。
関東第一対神村学園の試合のことです。
試合は劇的な幕切れでした。
1点リードを守る関東第一。
ヒットを打たれてあわや同点、というところを。
外野を守っていた選手の超絶バックホームで刺し、試合終了。
はい。
これはもう文句なしの名試合だと思います。
しかし。
私がとても嫌だな、と思うのが。
マスコミが書いた、「奇跡のバックホーム」という言葉です。
あのですね。
これは選手を馬鹿にしすぎだろう、と個人的には思うのです。
努力の賜物でしょう。
準決勝まで来るチームの外野手ですよ。
血の滲むような努力の末のバックホームです。
それをあたかも。
天が恵んだかのように、「奇跡の」と。
これは、私は非常に好きではない表現ですね。
その辺の草野球の話で、
ろくに練習もしてないようなオジサマがね。
たまたまストライク返球した、みたいな話じゃないんですよ。
努力して、苦しんで、練習しまくって、それでできた話なんです。
新聞の売り上げを伸ばすためだけに、
奇跡、だなんてチープな言葉を使うんじゃない。
そんなことを思いました。
人類最速のウサインボルトが大会で優勝して、
「奇跡の優勝」だなんて表現をしますか?
しないですよね。だって、ほぼほぼ最速クラスなんですから。
圧巻の優勝、とか。
そういう表現の方が適しているでしょう。どう考えたって。
私は高校野球が大好きですけども。
それを取り巻く大人たちがですね。
「教育」の範疇から逸脱したものを子どもたちに押し付けてはいけないだろう。
と。
そんなことを思った今日でした。