最近、いろんな話を耳にするんですけども。
ちょっと気になったお話。
小学校の運動会から徒競走が消えたってお話です。
詳しく調べたわけじゃないし、全国的にそうなったわけではないようなんですが。
順位づけがよくないよね、ってことでやめたそうなんですよね。
私は昔から足が遅くて、大した成績は取れたことがなかったんですが、
同級生に、ある病気でどうしても早く走れない子がいたんですよ。
ぶっちゃけ順位というものは気にしたことがなかったんですけど、
今思い出せばその病気の子は、だいたい最下位だったな、と思うんです。
そういう子にとっては、もしかしたら。
徒競走がないことが救いになるのかもしれんなぁ、と思いました。
逆に、徒競走があるからこそ。
足で勝てないなら他で勝とう、みたいな考えに到達することもあるので、
私はこの問題に対してどう考えればいいかは、わかりません。
ただひとつ言えるのはですね。
私は、自分の足の遅さを気にしたことはありません。
なぜなら。
親が「うちは足の遅い家系だから」といつも笑っていたからです。
これもまた良し悪しはわかりません。
もしかしたら、悔しい思いをすることで何かを得たかもしれませんし。
ただ、足が遅いことを気にするようなことはたったの一度もなかったことは、
精神衛生上悪くなかったのではないかな、と思います。
大事なのは、勝ち負けを決めることではなくて、
「勝ち負けの意味」をちゃんと教えることではないでしょうか。
何が勝ちで、何が負けか。
なぜ勝者と敗者がいるのか。
どうして、競い合うのか。
未来において、必ずその世界にさらされるのだから。
どんな教育方針であれ、そこを避けるべきではない、ということは間違いないんじゃないかなと思います。
なんて。