私はいろんなところに溜まり場があるのですが。
今日はそのうちの一つで見たことを書こうかなと思います。
そこは、片田舎のとあるスーパーの駐車場でした。
私がいつものように車でパソコンを叩いていると。
ちらり、と明かりが目に飛び込んできました。
それは、スーパーに入っているテナントの横並びの端っこの。
黄ばんだ看板の、証明写真機からの光でした。
写真を撮り終えて出てきたのは、
くしゃくしゃのシャツに、腰まで上げてインしたズボン。
痩せこけた一人の中年男性でした。
肩をすぼめて、なんとも自信なさげなその男性は。
写真の取り出し口を見つめてじっと待ち、そしてやがて、
出てきた写真を持って。
ボロボロの軽自動車で走り去っていきました。
別にですね。
それがなんだ、というわけではないのです。
彼がどんな人生を歩んできたかは知りませんが、
こう。
物悲しさというか。
こう。
たった数分の中に、
人生の切なさみたいなものを感じさせられたなぁ、なんて思うのです。
結局無慈悲なんですよね、社会って。
何がどうなって、
こんな寒空の下、くしゃくしゃの一張羅(多分)で証明写真なんぞ撮らなきゃいけないのか。
私には知る由もないけれど。
精一杯生きてやろうとか。
そんな当たり前のことを思った次第です。
なんていうか。
そんな感じの1日でした。