爪って、伸びるんですよねぇ。
なんでこんなに伸びるの?ってくらい、伸びるんです。
まぁ。
毎日すくすくと伸びる爪たちをみて、
自分って生きてるんだな、とか思います。
ほんとですね。
月日が経つのも実感しますし。
こういう変わりゆくものを見てですね。
見えない「時間」という概念を味わうのも一興かな、なんて思います。
本当は爪切りの時間って、
私はあまり好きじゃないんですけども。
パソコンを叩くのが仕事なので、週に一回くらいはお手入れが必要です。
まぁそんな私の爪事情なんてどうでもいいですよね。
はい。
爪といえば、
よく猫を飼っている友人がですね。
手にたくさんの傷をつけていることがあります。
何やらちょっかいをかけて、
引っ掻かれている模様で。
猫ちゃん大好きな彼は、
傷すらも愛おしいと言っていました。
とまぁ、このように。
「爪」っていろんな表現ができるじゃないですか。
若手が張り切ることを、
「爪痕を残す」なんていうこともありますし。
この爪ってやつは、
どこかこう。
命を感じさせるなぁ、とか思うのです。
必死になって爪を突き立てる。
結果、傷ができるわけで。
その必死さとか、証とか。
そういうもんになるのではないか、と。
伸び続ける爪を見て感じた次第です。
なんて。