私は、日本語が好きです。
英語を知れば知るほど、
日本語の特異性を感じるからです。
これは別に、
どちらが優れていて、どちらが劣っている、といった話ではありません。
個人的な感覚ですが、
英語は非常に合理的な作りだと思います。
例えれば、理数系。数学や理科のような感じ。
日本語はそのまま文系です。
漢字、カタカナ、ひらがなを自由に組み合わせて、表現する。
例えるならば絵画や音楽のような感じです。
どちらも優れた点がある。
同じ「言語」と言えど、その役割や進化の過程で、
双方にそれぞれの特色があるのかなと思います。
ということで。
これからたまにですね。
青空文庫で見つけた文章を紹介しようかなと思います。
★★
こんな夢を見た。 腕組をして枕元に坐っていると、仰向に寝た女が、静かな声でもう死にますと云う。女は長い髪を枕に敷いて、輪郭の柔やわらかな瓜実顔をその中に横たえている。
夏目漱石 夢十夜より
★★
こんな感じで。
よかったら、日本語の魅力を再発見していただけたら……なんて。