病んでる系カウンセラーのブログ

カウンセラー(アマチュア)視点で書くゆるゆる日記

人は、忖度する。信用は積み重ねよう。

f:id:tpippi:20211116195517p:plain 「人はどうしたって、忖度するもの」

そう、私は考えています。

誰もが、「他者に評価された経験」があるかと思います。
果たしてそれは、「公平に評価されている」と言えるでしょうか。

今日は、そんな評価の話です。
もしかしたら、冬のボーナス前の査定があった、なんて方も多いのではないでしょうか。

「人の認知にはバイアスがかかる」という定説があります。

バイアスとは、要するに「思い込み」「偏り」といった意味です。

どうあっても、何かしらのバイアスがかかるのです。

好きな人、嫌いな人。
好きな顔、苦手な顔。
好きな性格、嫌いな性格。
嫌なことをされた思い出や、助けてもらったという感謝まで。

見た目から、性格、過去の出来事など、様々な要素を含んで。
人は人を見ています。

そしてそれは、たとえばボーナスの査定をする上司と、査定される側の部下。
先生と、生徒。

など。

評価をつける、つけられるという関係性においても例外ではありません。

もっとも有名なのは、「ハロー効果」です。

高学歴の人は、仕事もできる。
顔がいい人は、頭もいい。
身だしなみがきちんとしている人は、しっかりもの。

こんなふうに、一つ抜きん出たものがあると、他の部分もよく見える(期待する)というものです。

あなたも、こうやって人を判断したことに、身に覚えはないでしょうか。

正直、私はよくあります。
ちなみにこれは、逆も然り。
悪い点があれば他の部分も、低い評価をつけがちなのです。

「これができないのだから、あれもできないだろう」
こんな思考が働くのです。

だから、公平な判断、というのはとても難しい。

先日、私が勤める会社でボーナスの査定がありました。

昔ながらの、上司の独断と偏見が多分に反映される仕組みで。
中々に理不尽で厳しい査定をもらった方もいたようです。

かと言って。

たとえば、営業マンなら業績に基づいた歩合など、
100%の事実のみを査定に反映するならば、それはそれで阿鼻叫喚の地獄絵図になるのかな、と思います。

私は、どちらかと言えば分かりやすい後者の査定の方が好きなのですが、
会社の方針には従わざるを得ません。

なにが言いたいのか、というとですね。

人は忖度する、という考えのもと、日頃からコミュニケーションも意識しておくと良いですよ、ということです。

なんだかんだ、結果も去ることながら、人当たりは大切です。

信用の積み重ね、という言葉もあるように。

意地を張って泣くよりも。
日常の、ほんの些細な気遣いを考えてみると。

ちょっとだけ、見える世界が変わるかもしれませんよ。

なんて。

なにがし。