病んでる系カウンセラーのブログ

カウンセラー(アマチュア)視点で書くゆるゆる日記

藍より青し、な話。

f:id:tpippi:20210626150921p:plain 青は藍より出でて藍より青し、と言う言葉があります。

青色の染料は藍の花から採りますが、藍の花よりも青い染料になることから。

弟子が師よりも優れる、という意味合いになります。

最近、ある人の話を聴いたんです。

その人の親御さんはとあるスポーツが好きでした。

そのため幼少期から、我が子にそのスポーツの英才教育を施し、鍛えに鍛えあげた。

結果、その人は県下に知らない人はいないほどの有名人になりました。

しかしある時突然、その人は競技を引退したのです。

その人は、こう考えていたそうです。

幼少期から、自分のやりたいことは別にあって。

「それをやるために、親を納得させられるだけの努力を積み上げる」と。

その結果、親では手の届かない領域まで努力を重ねてたどり着いて。

そしてその場所で、辞めると言ってやったのだと。

当然、周りからの反発もあったでしょう。

生半可な決断ではありません。

しかし他の誰でもない、親御さん自身が鍛え上げた精神力で、それを成し遂げた。

冒頭の「藍より青し」という言葉が持つ意味とは少し違うかもしれませんが。

なんだかこう、人の営みだなぁと思わされた話でした。

この話の是非は、それぞれが違う考え方をするでしょう。

なにはともあれ、一度きりの人生。 どうとでもなり得ます。

何者にもなれます。

取り返しのつかない失敗も、嘘のような幸運も。

人の意思とは関係なく、気まぐれに微笑んだり。

時に努力に報いるように降り注ぎます。

誰が決めたかもわからない、当たり前のごとく。

いずれにせよ、行動によって生まれる人生の分岐の先に望む未来はあります。

行動しなければ、掴めるものも少ない。

実にシンプルです。

なんて。

なにがし。