今日は、ちゃんとメンタルな記事を書いてみたいと思います。
今日のテーマは、「原因論と目的論」。
なんだか難しそうなテーマですね。
これは、アドラー心理学においての大事なところです。
嫌われる勇気という本で取り上げられています。
私は別のもので勉強しましたが、アドラー心理学を学ぶ際に、
だいたいはこの「原因論と目的論」を最初の方に学びます。
つまりそれだけ、この考えは大事ということになりますね。
「原因論と目的論」を理解すると、日常生活のストレスの軽減につながります。
納得いかない。
腹が立つ。
そんなことを感じる人に、ぜひ。
この記事の結論をざっくり書くと。
原因論で物事を捉えると、ストレスが溜まる
目的論で物事を考えると、前向きになれる
知識を活用し、自分にあった考え方を見つけましょう
原因論とは
原因論とは、ざっくり書くと。
「物事の原因ばかり追求すること」です。
親のせいで。
友人のせいで。
誰々のせいで。
だから自分は苦しいのだ。
なぜ私はこうなっているのだ。
なぜ?どうして?
このように。
過去にさかのぼって物事の原因を追求しようとするのが、原因論です。
目的論とは
目的論とは、これもざっくり書くと。
「目的ありきで人は行動する、と考える」ことです。
自分がこうなっているのは〇〇をしようとしているからなんだ。
自分はどうしたいのか。どうなっていたらいいのか。
未来のことや目的を前提にして考えるということですね。
原因論と目的論
と。
両者の違いがあったわけですが。
どういうことかというと。
原因を解明することも大切。しかしそれだけ考えると疲れる。
ということです。
生きていれば、様々なことが起こります。
それを小さく噛み砕いて。
あれが悪かった。
これが悪かった。
こうすればよかったのに。
と考えても疲れるばかりなんです。
会社として、今年の売り上げが悪かった原因を追求しよう、ということとは全く違います。
感情の入り混じった複雑な人生というものに対して。
日々、リアルタイムで情報が更新され続ける人生に対して。
原因を追求することは、一言で書くと「大変」なんですよね。
その点、目的論であれば。
自分がどうなりたいか?が中心なので。
原因論と比べてブレないんです。
ケースで考えてみましょう。
ケースで考えてみる
「テストの点数が良くない」という問題に対して。
原因論では「なぜテストの点数が悪いのか」ということを考えます。
- 兄弟の世話をしたせいだ
- 家が貧しくて塾に行けなかったせいだ
- 今回は体調が悪かったせいだ
こんな結論になります。
次に目的論で考えると。
「どうやったらいい点が取れるのか」ということを考えます。
結論はこんなものになるでしょう。
- 国語の点数が悪かったから漢字の書き取りをしよう
- 数学が悪かったからわからないところを先生に聞いてみよう
- 英語の点数が悪かったから単語帳で単語を覚えよう
など。
こう考えてみると。
どっちが「楽」で「効果的」か、わかりやすいかと思います。
まとめ
ということで、目的論で考えられると、気持ちは楽になります。
しかしですが、感情というものが人にはあります。
アレのせいだ。不公平だ。
そう考えたくなる気持ちも痛いほどわかりますし、人は無意識にそう考えるものです。
あなたにとって第三者である私が、「こうした方がいいよ!」と言ったところで。
すぐに切り替えられるものでもないかもしれません。
だから最後は、「どちらがいいか」自分で決めるしかありません。
一つだけ言えるのは。
結局、「考え方ひとつ」ということ。
自分で選ぶ。
その権利は、誰の心にもあるはずです。
なにがし。