完璧主義は、欠点。
そんな言葉を聞いたことがあります。
確かに、クオリティを求めるがあまり、
いつまでも物事を為さないことはよくないかも知れませんけどね。
世の中の人は、そんなことを思っているようです。
もちろん。
これって考え方はさまざまあって。
仕事によっては完璧を追求しないといけないこともあるわけで。
そんな仕事をしていたら、
「8割ぐらいできてりゃ上等でしょ」
みたいなことは決して許されないわけです。
で。
じゃあそうじゃない事柄はどうする?
という話になります。
決して完璧じゃなくてもいい仕事や、
それなりのクオリティでも、クライアントが満足すればそれでOK、みたいな仕事。
最低限のクオリティと、早さが求められる仕事。
そういう仕事も世の中にはなくはないわけで。
「完璧主義は欠点」という考え方が適用されるのは、
そういった仕事に限定されるということです。
仕事を除けば、人間関係なんかもそうですよね。
100点満点の振る舞いって、そうそうできません。
80点ぐらいでも。
なんとかかんとかやっていける。
荒波を越えられる。
そういう、臨機応変さが求められたりします。
よくわからないマナーを暗記しまくって、
それを完璧に使いこなせるまでは人前に出ません!みたいな。
そんな話になっちゃいますからね。
つまり、何が言いたいかというと。
なんだろな。
「求められることに対する嗅覚」は必要なのかな、と思います。
私は仕事でよく、資料作りをするんですけども。
とにかく完璧を目指してしまうのです。
テキストのズレ、
グラフの色合い、
大きさ、順序。
何から何まで、
とにかく作り込みます。
そんな資料を提出するとですね。
よく上司に「あらぁ、こんなに丁寧に作って」なんて言われます。
そんなクオリティは求めてない。
もっとサクッと作ってさっさと出せや。
みたいな気持ちがこもっています。決して言わないですけどね。
そう考えると。
完璧主義が欠点っていうのも。
まぁ理解せざるを得ないな、なんて思うわけです。
はい。
だから。
時々振り返ってみるのもいいのかな、なんて思います。
なんでもかんでもうまくやろうとしていないか。
ミスを恐れすぎてはいないか。
今求められているものは、何か。
クオリティか。
スピードか。
はたまた別の何かか。
何事も経験しながら覚えるしかないんですけども。
ちょっと考えてみるのもいいのかも知れません。
案ずるより産むが易し、なんて言葉もありますしね。
今日は、そんなことを伝えたい日でした。