「人の心ほど、単純かつ複雑なものはない」
と、私は思うのです。
タイミングとか、
体調とか、
誰かに言われた一言とか、仕草とか。
そういう、ほんの少しの違いや時間差で。
受け止め方は変わります。
言葉がどう伝わるかも、変わります。
そういうところがですね。
よくわからない原因なんですよね。
で。
じゃあこれをどうしたらいいかっていうのは、
全くもって答えがありません。
強いて挙げるなら、
自分のフィールドに持ち込むことくらいかな、なんて思います。
マジシャンがスーツを着て、ムード漂う場所でマジックを行うように。
お金持ちであることを証明するかのようにいい時計をするように。
はたまた、私はこういう者です、と肩書と身分を明かす。
「この人はこうである」
という力を見せつけた上で、何かを伝えようとする。
そうすれば多少は、伝えられるモノが変わるのかな、なんて思います。
そう。
なんていうんですかね。
心が持つ、単純な側面にスポットを当てると、
多少は物事を伝えやすくなるかもしれません。
見た目が怖そう、とか。
お金や権力を持ってそう、とか。
輝かしい実績がある、とか。
そういうものに、庶民は「おっ」となります。
そうすれば、単純に理解をしてくれることでしょう。
もちろん全員が全員ではないですけどね。
結論を言えば、心は難しい、ということ。
しかし、伝え方というものは技術として確立しつつあって、
そのあたりの勉強をすると、コミュニケーションの苦労は薄れる。
こんなことが言いたい日でした。